イギリス・ロンドン警視庁の組織風土の問題に関する第三者調査の報告書が21日公表され、大きな議論を呼んでいる。警察組織に人種差別やミソジニー(女性嫌悪)、同性愛嫌悪がはびこっており、女性や子供たちがないがしろにされていると強く非難している。
イギリス・ロンドン警視庁の組織風土の問題に関する第三者調査の報告書が21日公表され、大きな議論を呼んでいる。警察組織に人種差別やミソジニー(女性嫌悪)、同性愛嫌悪がはびこっており、女性や子供たちがないがしろにされていると強く非難している。
Hallie Rubenhold『The Five』 19世紀のロンドンで切り裂きジャックに殺された5人は売春婦、というのが事件当時からの通説だった。犯人の正体について書かれた本は無数にあるのに、彼女たちは「売春婦」で一括りにされてきた。著者は膨大な史料に当たり、壮大なノンフィクションで、メアリー・アン、アニー、エリザベス、キャサリン、メアリー・ジェーンをよみがえらせ、5人が娘であり妻であり母親であり姉妹であり愛人であり、何よりも人間であったことを教えてくれた。 売春婦ではなかったとしても(25歳のメアリー・ジェーンは正真正銘の売春婦だった)、皆ロンドン東部の貧民街で極貧生活を送っていたのだろうという思い込みはあった。確かに1888年当時、惨殺の現場となった東部ホワイトチャペル地区にいた彼女らは人生のどん底にいた。だが、メアリー・ジェーン以外の全員40代の4人は、過去を隠すためにスウェーデ
英国で組織的な子供の性的虐待が、想像以上に深刻な問題となっていることが明らかになりつつある。英中部のロザラムで、1400人以上もの子供が長期にわたり組織的な性的虐待をパキスタン系の男たちに受けていた衝撃の事件が今年8月に発覚。移民国家、英国の多文化社会が抱える暗部が浮き彫りになった。事件は氷山の一角に過ぎないとの見方が強まっている。(ロンドン 内藤泰朗) 前代未聞の規模 前代未聞の事件が起きたロザラムは、英国中部の工業都市シェフィールドから約10キロほど離れた、サウスヨークシャー州にある人口約26万の中規模の街だ。この10年で移民などの流入で人口が倍増した。それ以外は英国のどこにでもある地方の静かな街だった。 それが今年8月26日、地元自治体の委託を受けた社会福祉専門家のアレクシス・ジェイ氏がまとめた調査報告書を公表すると、状況は一変した。 報告書は、1997~2013年までの16年間に、
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