ある日、職場でサイボーグやミュータントが働き始めたら、あなたはどうするだろう。これは架空の話ではない。スペイン在住の英国人ニール・ハービソン氏は、光の波長を検知するアンテナを手術で頭頂部に結合したところ、職場を追われた。スペイン人のマネル・デ・アグアス氏は、魚のヒレのような形をした気象観測装置を手術で頭の左右に取り付けたため、会社をクビになった。身体を機械と結合させたサイボーグや、遺伝子操作
自分の中に倫理の基準と信念が明確にある人は、何万人に何を言われようが考えを変えない。数は暴力だが、思想のない無数の暴力は思想のある一人の人間を傷つけることはできても、その信念までは覆すことはできない。炎上を煽る活動は、やってる感は出るかもしれないが、思想の実践者の前では無力である
はじめに ヒューゴー賞についての基本 2013年――始まり 2014年――サッド・パピーズ2 2014年――ゲーマーゲートと「SJW」 2014年――「悪の同盟」とジョン・C・ライト 2015年――サッド・パピーズ3とラビッド・パピーズの登場 ヴォックス・デイについて 2013年――SFWA性差別論争とデイの除名 2015年――ヒューゴー賞最終候補への影響 2015年――「該当作なし」が続出した授賞式 2015年――アルフィー賞、木星賞、不時着賞 あるパピーの視点から 事件に対する評など その後のヒューゴー賞 ドラゴン賞 コミックスゲートとデイ キャンベル新人賞の改名 おわりに――SFF読者と作家の男女比など 謝辞 注釈に載せた以外の参照先 追記1 追記2 はじめに ケン・バーンサイド(Ken Burnside)によるエッセイ The Hot Equations: Thermodynami
「猫の日があるのに人の日がないのはなぜか?」 (人間中心主義とみせかけて逆に人間と動物が対等であることを暗に主張する発言)
オタク文化の風潮に、SF作家が一石 今やオタク文化は「帝国」に 『Upright Beasts: Stories』(2015)の著者であるリンカーン・ミシェルのツイートに注目が集まっている。ミシェルは、マーベル作品や「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズなどのファンタジー大作映画が社会に与えている影響を例に挙げ、オタク文化 (geek culture) はもはや「帝国側」であると指摘。続けて、“サブカルチャー”であったオタク文化が今やメインストリームに躍り出たにも拘らず、世間から批判を浴びていると“被害者ぶる”傾向にあることを批判した。 「オタク文化は反乱軍じゃない」 注目を集めているリンカーン・ミシェルのツイートが、これだ。 If you’re under age of 35 you’ve spent your whole life in an era when LOTR wins Osc
物語の舞台は、正体不明の地球外生命体が襲来し、世界各国の主要都市を制圧してから9年後の2027年。市民は首にデータチップを埋め込まれて日常を監視され、体制支持派の富裕層と、反体制派の貧困層に二分されていた。劇中では、エイリアン=統治者の傀儡と化したシカゴ警察の特捜司令官・マリガン、レジスタンスのリーダーだった兄の行方を追う20歳の青年・ガブリエル、そして反撃の機会をうかがうレジスタンスたちの運命が交錯していく。 マッチを擦り、戦争を起こせ。抵抗する限りチャンスはある──。その言葉に突き動かされたレジスタンスを、どんな運命が待ち受けるのか? アーサー・C・クラークの小説「幼年期の終わり」をエスピオナージュもの(※1)として描くとこうなるのかという新鮮な驚きがありました。SFというより、「ブラック・サンデー」「スパイ・レジェンド」、あるいはジョン・ル・カレのスパイ小説の映画化作品のような気持ち
既にロボットものやSFもので主人公を女性・少女にする流れはあったとはいえ、80年代に始まった「機動警察パトレイバー」は舞台が近未来東京の警察だったことと合わせ技で、結果的に「働く女性が主人公」の作品となりました。偶然「愛蔵版」が発売されたこともありますが、いくつかの場所で、特に「女性の描かれ方」が話題でした。その記録です(流れ自体は別個になっている話題もあります)
ジョン・W・キャンベル・ジュニア新人賞およびジョン・W・キャンベル・ジュニア記念賞、そしてジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞が改名される予定である。本記事はこの件について思ったことをまとめたものだ。(photo by Romain Kamin) 1.なぜ改名されるのか? 端的にいう。由来となった作家の言動に傷つく人がいるからだ。 ジョン・W・キャンベル・ジュニア(1910-1971)はファシスト、レイシスト的な言動から、功罪の罪のほうがあまりに大きく、賞の冠としてふさわしくないと見なされた。今年キャンベル新人賞を受賞したジャネット・ンが受賞スピーチ(動画)で訴えたことで大いに話題になり改名決定に至ったが、ンによれば賞名にふさわしくないという問題提起は以前からあり、署名活動も行われていたという。 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア(1915-1987)のほうは、要介護の夫を殺して自分も死ん
小森雨太*FF14プレイ⚠バレ有@4.0 @comori_uta 個人的には「機械が心を持って人間に反乱する」より先に、「まるで生きているかのように振る舞う機械に感情移入し、機械にも人権を認めるべきであると主張する生身の人間の団体が出現する」とおもってるんですよね。ニンゲンは多分SFみたいに非情になれないとおもっている。 2019-04-15 21:25:42 小森雨太*FF14プレイ⚠バレ有@4.0 @comori_uta とはいえSFの鉄板ネタ(乱雑に扱われる機械が心を持って~)って言うのは大好きだからたくさん供給されていてほしい でも多分リアルだとヒトは機械を好きになりすぎるのだ そうおもっています。 2019-04-15 21:27:54 小森雨太*FF14プレイ⚠バレ有@4.0 @comori_uta これ多分「本当は存在しない【機械の心】を尊重するのではなく、機械を見て揺れ
kingstone @king1234stone "事件を起こしたことは、今でも間違っていなかったと思います。意思疎通のできない重度障害者は人の幸せを奪い、不幸をばらまく存在。絶対に安楽死させなければいけない" これってさ /被告と接見19回、手紙34通 ゆがんだ正義と心の闇 kanaloco.jp/article/entry-… 2019-04-10 16:26:43 kingstone @king1234stone いや、やまゆり園の方を批判しようというのじゃなく(ほとんど知られてないのだから)、植松被告が働いていたころの周囲の方が「意思疎通できる」方法を知らず、見せてあげられてなかった、ということじゃないかな。 2019-04-10 16:28:50 kingstone @king1234stone 殺人事件が起こった養育園も同じだし。虐待が起こらない取り組みを始めています、というN
先日、アメリカで「西欧メディアは、アジア系女子が目立つためにはネオンカラーのメッシュが必要という考えを捨てるべき時だ」というツイートが大きな話題となった。 ツイートには『デッドプール2』のユキオ(忽那汐里)を筆頭に13人のアジア系女性の映画/ドラマ/アニメのキャラクターの写真が添えられていた。全員の髪にメッシュ(*)が入っており、多くは紫色だ。 (*)メッシュ(meche)はフランス語。英語ではストリーク(streak)と呼ぶ このツイートはモーメントとして紹介され、すぐさまグラマー、アルーアといったファッション雑誌はもとより、ワシントン・ポスト紙でも紹介された。 実際のところ、一般のアジア系アメリカ人女性にパープルやブルーのメッシュを入れている人もいるが、ツイートに挙げられたのは映画/ドラマ/アニメのキャラクターであり、かつ『グリー』などごく一部を除いてSFやアクションヒーローものばかり
ヒューゴー賞(Hugo Awards)は、世界中のSFファンが注目するSF、ファンタジー、ホラージャンルの重要な賞である。 受賞作は世界SF大会(ワールドコン, World Science Fiction Convention)に登録したファンの投票で決まり、大会の間に開催される授賞式で発表される。気取った文芸賞とは異なり、批評家ではなくファンが決める賞なので、必ずといって良いほど面白く、ベストセラーにもなる。そういった点で、とても信頼性がある賞だった。……少なくともこれまでは。 ところが、このヒューゴー賞が社会政治的なバトルグラウンドになってしまったのだ。 アメリカのSF作家のなかには、最近のヒューゴー賞は「マイノリティの人種、女性、同性愛者への公正さを重んじるリベラルな政治性を優先して選ばれている」、「文芸的な作品が重視され、娯楽的なSFが無視されている」といった不満を持つ者がいる。そ
太陽爆発という「世界の終わり」に直面した地球を舞台にした、黒人の “チョコレートじいや” と白人の “ぼうや” による人種の壁を超えた “絆” の物語。 自然破壊、人種差別などの社会問題をモチーフに取り上げながらも、石ノ森らしいSF物語としてメッセージを込めて描かれています。歳月を経てなお、読み継いでいただきたいお話です。 ■担当編集より 私がこの児童書を知ったのは、今はもう存在しない出版社の目録からでした。1977年発行とあり、初版は1967年とあります。ということは? この本は一度復刻をしているらしい。私が知ったのは復刻版ということになります。1976年生まれの私は当然読んだことはなく、石ノ森先生の児童書? と半信半疑で高額な値がついている古書店から復刻版を取り寄せました(復刻といっても40年前のものですが)。最初の読後感は、「これは、とんでもない本を見つけてしまったかも知れない」とい
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