かねてから選択的夫婦別姓制度に異論を唱えてきた自民党・片山さつき参議院議員(62)。10月26日に放送されたラジオ番組でその理由を述べたが、ネットで呆れかえる声が上がっている。 同日、TBSラジオの『荻上チキ・Session』に出演した片山議員。そこでパーソナリティの荻上チキ(39)から「選択的夫婦別姓の議論は党内でどういった段階に?」と訊ねられた。 すると、「苗字を変えることで不便を感じるというかたの不便は取り除きたいので、事実上、家族戸籍という日本だけが維持しているもののメリットを全部残しながら、通称を公称化しようと思っていて。この夏かけて、かなり広範な戸籍法改正法を準備しております」と返答した。 そして「この問題はデジタル化が進んで、そこを全部してしまうと、最後に残るのはほかの国みたいに戸籍をやめて、生まれたときの1人の登録にするかどうか。そこまで行っちゃうと思うんですが」といい、こ
自民党が12日に発表した衆院選公約の政策集で、選択的夫婦別姓制度を巡り、原案に記されていた「夫婦の氏に関する具体的な制度のあり方についてさらなる検討を進める」との一文が削除された。制度導入を巡っては党内で意見の隔たりが大きく、慎重派に配慮した可能性がある。 高市早苗政調会長は記者会見で「公約が後退したわけでは決してない」と強調。旧姓を通称として使用拡大する考えを重ねて示した上で「国民の間にさまざまな議論がある。納得感を得られるよう丁寧に議論したい」と語った。
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2019.06.23 12:05 「選択的夫婦別姓」に自民党だけが反対 保守層が夫婦同姓にこだわる理由とは? 6月19日、東京都議会は国に対して選択的夫婦別姓の法制化を求める請願を賛成多数で可決した。都民ファーストの会、公明党、共産党が賛成票を投じ、反対は自民党であったという。 選択的夫婦別姓に関する議論は長く続いているが、一向に成熟しない。2015年には夫婦同姓を義務づけた民法が違憲であるか否か最高裁まで争われたが、結果は「合憲」で訴えは退けられた。 その後も夫婦別姓訴訟は次々と起こっている。2018年1月には、ソフトウェア開発会社サイボウズの青野慶久社長ら4人が、また同年6月には、映画監督の想田和弘氏と舞踏家で映画プロデューサーの柏木規与子氏の夫妻が選択的夫婦別姓を求めて国を提訴した。 青野社長らの裁判に関しては、今年3月に東京地裁が原告の請求を棄却。しかし、青野社長は記者会見で<『最
同性婚を認めない民法や戸籍法は「婚姻の自由を保障した憲法違反だ」として、全国13組の同性カップルが国を訴えた裁判で、4月、東京地裁での第1回口頭弁論があった。
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