10代の孫にわいせつな行為をしたとして、強制性交などの罪に問われた甲賀市の男の第2回公判が10日、大津地裁(大森直子裁判長)で開かれ、男は「身に覚えがない」と起訴内容を否認し、無罪を主張した。 起訴状によると、男は昨年8月、同市の自宅で、当時14歳の孫の後頭部を手でつかむなどし、脅迫した上でわいせつな行為をした、としている。 検察側は冒頭陳述で、「中学3年の夏休みに男の自宅を訪れた被害者がベッドに座り携帯電話で動画を見ていたところ、帰宅した男が犯行に及んだ。被害者は言う通りにしなければ解放されないと思い、拒否することを諦めた」とした。 男は11月18日の初公判で、今年3月に被害者の体を無理やり触ったとする強制わいせつの罪についても「身に覚えがない」と無罪を主張した。検察側は、被害者が小学5年の頃から性的虐待を繰り返していた、と指摘した。