カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で、収賄と組織犯罪処罰法違反(証人等買収)の罪に問われた衆院議員秋元司被告(49)=自民党を離党、東京15区=に、東京地裁は7日、懲役4年、追徴金約758万円(求刑懲役5年と追徴金約758万円)の判決を言い渡した。現職の国会議員が、汚職事件で実刑判決を受けるのは異例。弁護側は判決を不服として即日控訴した。 安倍政権が「成長戦略の柱」と旗を振ったIRで、当時の担当副大臣が業者から賄賂を受け取っていたと認定。「特定の企業と癒着し、社会の信頼を大きく損なった」と指摘した。 丹羽敏彦裁判長は、秋元議員が内閣府副大臣に就任した直後の2017年9月、日本でのIR参入を目指していた中国企業「500ドットコム」側から現金300万円を受け取ったと、同社の元顧問2人の証言などから認定。贈賄側に裁判でうその証言を依頼したとされる証人買収についても、秋元議員