加藤厚生労働大臣は記者会見で、死亡した80代の女性が、今月5日に発熱の症状が見られてから、医療機関に搬送されるまでに1週間程度かかったことについて「横浜に入港した頃から熱があり、船内で診察を受けた。息切れや食欲不振があり発熱が続く状況で、医師が判断して検体を採取し、搬送した。適切に対応されたと思う」と述べました。 そのうえで「それぞれの皆さんの健康を最優先に、医師やスタッフが努力した。ただ亡くなった事実は大変残念だ」と述べました。 この中で、加藤厚生労働大臣は、横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」について、「イギリス籍の船で、船主はアメリカだが、日本に寄港した際に問題が生じた。基本的には、船長が現場を統括するが、誰が管轄権を強く持っているのか、必ずしも整理されていない」と述べました。 そのうえで「こうした事態が今後生じた時にどう対応するべきか、日ごろから、どういう備え
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