「自民党最後のドン」二階が自ら身を引くことを決断した。土の匂いのする政治家がまた一人去る。一方、厄介者を退場させたと官邸で小躍りする岸田。しかし、彼は重大な変化に気づいていない。 【一覧】「次の首相になってほしい政治家」岸田は15位…上位に入った「意外な議員」 前編記事『息子二人を国会議員に…二階元幹事長「引退会見」のウラにあった、岸田首相との「裏取引」の中身』につづき、「最強幹事長」退場劇の舞台裏に迫る。 さらに「ポスト岸田」を窺う幹事長の茂木敏充が謀反を起こして、事態をややこしくしていた。 「3月19日、毎日新聞の朝刊一面に〈岸田首相自身も処分検討〉の見出しが躍りました。つまり、二階さんや安倍派幹部に処分を下すと同時に、総理自身も処分を受け、責任を取るつもりだという報道です。 岸田さんはこれに仰天。『俺はそんなことは言っていない! 』と大激怒した。書かせたのは茂木さんだと言われています