発達障害児の、こんなときどうする?コーナーです。このコーナーでは、具体的なお悩みを元に、発達障害児の理解の仕方や、支援方法などをまとめていきます。 今回は、「忘れ物が多い子ども」に対する支援方法についてです。ADHDのある子どもは、注意力に欠けるため、先生の話や黒板に書かれたことをきちんと把握していないことがよくあります。また、忘れっぽい特性もあるため、一度は理解した内容も気づいたら忘れてしまっていることがあり、その特性から忘れ物は多くなりがちです。 宿題や教科書などの忘れ物が続くと、学校生活でも学習面において不利益になりがちです。このような発達障害児の忘れ物問題には、どのように対処していったらいいのでしょうか。 忘れ物を減らす工夫 ①「持ち物チェック表」の活用 ②「大切なもの入れ」の活用 ③家庭と学校の連携 忘れ物を減らす工夫 ①「持ち物チェック表」の活用 連絡帳や筆箱、下敷きなど、学校