2023.03.17 大人も子どもも、障がいがあっても楽しめる。今増えている「インクルーシブ公園」ってなに? 今、日本の公園が変わりつつある。 障がいの有無や年齢、性別、国籍などを問わず、すべての人が楽しく遊べることを目指したインクルーシブ公園が首都圏を中心にできはじめています。インクルーシブ公園とは具体的にどんな公園なのか、そして公園が変わることでまちはどう変わるのか。 インクルーシブな遊び場が整備されている公園の先駆けである東京都立砧公園「みんなのひろば」に関わる、一般社団法人TOKYO PLAYの神林俊一さんに話を聞きました。 インクルーシブ公園ってなに? インクルーシブとは「みんなが含まれている」という意味。 インクルーシブ公園は、ときに「障がいのある子どもが遊べる遊具がある公園」という意味で誤解されがちですが、神林さんによると「障がいのあるなし、子どもか大人かにも関係なく、すべて
2022.08.30 「自分も加害者だったんじゃないか」ライムスター・宇多丸に聞く、映画が問い直してくれる問題 私たちにとって映画は、とても身近な芸術でありエンターテインメントです。その映画の本場──ハリウッドやアカデミー賞で知られるアメリカでは近年、人々の多様なあり方や多様な文化を反映していく動きが活発化しています。 たとえば、アカデミー賞を主催する 映画芸術科学アカデミー は2020年9月に、2024年からの作品賞受賞の新基準に「主要キャストにアジア人やヒスパニック、アフリカ系アメリカ人などを起用すること」や「ストーリーの中心に女性やLGBTQ+といった人たちを置くこと」などを含めた4つの基準を設け、うち2つを満たすことが受賞の条件と発表しました。 人種や民族グループ、女性、LGBTQ+、様々な障がいを抱える人などに向き合い、人権問題を解決していこうと変化していくアメリカ映画界から、私
「環境問題」って、解決できる気がしない。 「なんとかしなくちゃいけない」とは思いつつも、何をすればいいのかさっぱりわからない。 私は、これまでずっとそんなふうに思っていました。 そこでまず、「環境問題」を他人ごとではなく自分ごととして捉えられるようになりたいと考え、前回は養老孟司さんにインタビューを実施。 「都市化した私たちは、どうしたら自分の中に感覚としての『自然』を取り戻せるのか」というテーマでお話をうかがい、情報や知識としてではなく、感覚として「自然」を取り入れることの大切さを学びました。 ではその「自然」を守るために、次に私たちは何をすべきなのでしょうか? 今日から具体的にできることって、たとえばどういうことでしょう? そもそも、こんなに大きな問題に対して一個人ができることってあるのでしょうか......。 そんな問いを持って今回お話をうかがったのは、鈴木寛さんです。 元文部科学副
ここ数日の食事を思い出してほしい。この一週間で、魚を食べた人はどれだけいるだろうか。さらに言えば、「家で魚を調理して」食べた人はどれだけいるだろうか。 水産庁が発行する「水産白書」によれば2010年に、それまで魚の方が多かった年間消費量が肉と逆転した。2001年の40.2kg/人をピークに、2016年には24.6kg/人まで落ち込んでいる。 四方を海に囲まれ、さまざまな海産物に恵まれた日本。もちろん地域による差はあるものの、日本に住む人の食卓から、魚は確実に減っている。 新鮮な魚がどれかわからない。どの魚がいつ旬を迎えるのかわからない。切り身は割高でコスパが悪い、かといって丸魚は捌くことができない......。 つまり、みんな知らない。魚のことも、海のことも。 環境による漁獲量の変化や、食の多様性が広まったことによる嗜好の変化も影響し、日本人と海や魚、魚食文化の距離はだんだん遠いものとなっ
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