pH電極など、比較的出力電圧は大きいが、 出力インピーダンスが極めて高い信号を増幅する 場合に使われる電圧増幅器の設計です。 ハイインピーダンス入力増幅器の基本回路は、いわゆる電圧フォロワです。 OPアンプ応用回路では基本のひとつです。 設計上の入力インピーダンスは使用するOPアンプの特性によって決定され、 FETinput型のOPアンプを使用すれば、数100GΩクラスのハイインピーダンス入力の 増幅器も簡単に設計できます。 しかし、実際に作るには配線方法などにノウハウを必要とし、 必ずしも簡単ではありません。 作り方にもよりますが、この回路では、入力を接続しないと浮遊電圧などで、 出力は、+、−のいずれかに振り切れるか、 振幅の大きな、商用周波数(50、60Hz)などのノイズだらけとなるおそれがあります。 また最悪の場合はOPアンプが破損することもあります。 図