NASAが推進する月面有人探査計画「アルテミス」では月周回有人拠点(ゲートウェイ)を建設し、月面への中継点とすることが予定されています。このゲートウェイに補給物資を運搬するミッションを担当する民間企業の第一号としてスペースXが選定されたことを、NASAが3月28日に発表しました。 ■5トン以上の物資を運べる新型の補給船を使用ファルコン・ヘビーの第2段(左上)から分離され月に向かう補給船「ドラゴンXL」を描いた想像図(Credit: SpaceX)NASAの発表によると、アルテミス計画では1回の月面探査ミッションにつき1回の補給物資運搬ミッションを実施。地球から打ち上げられた補給船はゲートウェイに到着するとそのまま半年~1年ほど滞在し、「オリオン」宇宙船で到着した宇宙飛行士がゲートウェイや月面で過ごすのに必要とする物資を供給します。この補給船によるミッションを担当する企業の一社として、今回ス