日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉もんじゅ(福井県)で、原子炉の状態などのデータを国に伝送するシステムが2013年9月16日未明に止まり、17日昼現在も復旧のめどが立たない状態になっている。 報道によると、台風18号で起きた土砂崩れで、伝送用の光ケーブルが損傷したとみられている。なお、もんじゅの原子炉は停止中になっている。
東京電力は、福島第一原子力発電所の近くの海で、2年近くにわたって放射性セシウムの濃度を誤った方法で測定し、実際より低く公表していたことが分かりました。 これは、福島第一原発の汚染水による海の汚染を監視するため、13日に初めて開かれた原子力規制委員会の専門家チームの会合で明らかにされました。 東京電力は、原発南側の放水口の近くの海で測定した、海水1リットルに含まれる放射性セシウム137の濃度について、おととしの5月から2年近くにわたって、1から10ベクレル程度と公表していました。 ところが、原子力規制庁の職員に指摘され正しく測り直した結果、公表していた値は、1リットル当たり実際より数ベクレル程度低かったことが分かりました。 東京電力は「測定時に周辺の放射線の影響を誤って見積もったために正しく測れていなかった」と説明していて、ことし6月以降は改善して公表しているということです。 会合に参加した
原子炉反応度事故の研究(げんしろはんのうどじこのけんきゅう)とは、安全な原子炉を開発するために、実際に原子炉を造り、あるいは実験用原子炉内で模擬的に実用炉内環境を作り出し、原子炉に大きな反応度を印加し、その反応挙動を見るものである。 歴史[編集] 1952年から1957年にかけて、アメリカ合衆国アルゴンヌ国立研究所がアイダホ州にあるアメリカ国立原子炉実験場(National Reactor Testing Site)で、沸騰水型軽水炉を開発する目的で行ったBORAX実験(英語版)(BOiling ReActor eXperiments)実験の締めとして行われた。この手の実験としては初めてのものである。原子炉に大きな反応度を一度に加えるこの実験は1954年7月に行われた[1]。 原子炉に強大な反応度を印加したとき、原子炉はどのようなことになるかを見るための実験であった。当初の予想では、原子炉
原子力発電所から出る、いわゆる「核のゴミ」を地下深くに埋める計画について、国民の間に安全性に対する懸念が根強く処分場が決まらないことから、経済産業省は、中立的な立場の専門家を集め、14年ぶりに、安全性を改めて検証することになりました。 原発から出る、いわゆる「核のゴミ」、高レベル放射性廃棄物を巡っては、国が平成12年に始めた公募による処分場の候補地探しが全く進まず、経済産業省は、ことし5月から、抜本的な計画の見直しに向けた議論を進めています。 国は、核のゴミを地下300メートルより深い安定した地層に埋める計画で、平成11年に国の関係機関がまとめた報告書を基に安全性を説明してきましたが、国民の間に懸念が根強いことが大きな課題になっています。 このため経済産業省は、来月にも、地震や活断層などの学会から推薦を受けた中立的な立場の専門家による作業部会を設置し、処分方法の安全性を14年ぶりに改め
【木原貴之】反原発運動に参加する人たちに届いた嫌がらせの手紙などを集めた風変わりな展示会「反原発へのいやがらせの歴史展」が10、11両日、東京・新宿のギャラリーで開かれる。主催者は「原発が推進されてきた裏で、陰湿な圧力があった事実を知ってほしい」と話している。 「あなたはダニです」。展示されるのは、こんな文言が入った手紙やはがきなど約50点。1990年代から2000年代初めのものを集めた。当時は毛髪やたばこの吸い殻、ゴキブリの死骸などが入った封筒も届いたという。ひわいな内容のものや、郵便受けから盗まれたとみられる他人の郵便物が送られることもあった。 手紙を提供した1人で、都内の安達由起さん(61)は86年のチェルノブイリ事故をきっかけに反原発運動に関わり始めた。市民グループをつくって勉強会を開き、自分と同じ小さな子を持つ母親に参加を呼びかけた。時には、建設候補地での反対運動にも加わった
日本原燃の川井吉彦社長は31日、青森市内で記者会見し、10月を目標としていた使用済み核燃料再処理工場(青森県六ヶ所村)の完工時期について「結果として延ばさざるを得ない」と述べた。 工場の完工延期はこれで20回目。 同社は昨年6月に工場完工に向けた最終準備となる「ガラス固化試験」を再開し、今年5月に試験の全工程を終了。完工の前提条件となる使用前検査の実施を原子力規制庁に求めてきた。しかし、同庁側は災害に耐えられる設計や事故対策の整備などを定めた核燃料サイクル施設の新規制基準を12月に施行する予定で、新基準に適合しない限り、検査は行わない姿勢を崩さなかった。 新たな完工時期に関して川井社長は「新規制基準の中身が最終的にどう固まるかを見た上で考えたい」と述べた。10月までに判断するという。
九州電力は2日、石炭火力の松浦発電所1号機(長崎県松浦市、出力70万キロワット)が、ボイラートラブルで停止したと発表した。九電が最も危惧していた火力のトラブルがとうとう発生し、供給力に対する需要の割合を示す最大使用率は事前計画の89%から94%へ悪化した。九電は他電力からの融通などで急場をしのぐが、「原発ゼロ」のもとで続く、だましだましの電力供給態勢は限界を迎えている。(小路克明) 九電によると1日午後11時半ごろ、松浦発電所1号機で、作業員がボイラー内上部の異音を確認した。配管からの蒸気漏れの可能性が高いと判断し、2日午前4時半に運転を停止した。 1号機は平成元年6月に運転開始。昨年9~11月の定期検査後は、1日も休まず稼働を続けてきた。石炭燃焼後の灰による配管の摩耗などが原因と考えられる。 松浦1号機の停止で、九州の電力需給は一気に厳しくなった。 前日に九電が作成した計画は、ピーク時需
「黒川レポート」日米評価格差に愕然 「フクシマ」から教訓を学ぶ全米科学アカデミー。日本の政治家と政府は愚鈍ではないか。 2013年1月号 POLITICS 科学誌「サイエンス」を発行するアメリカ科学振興協会(AAAS)の"Scientific Freedom and Responsibility"賞を11月に受賞した黒川氏 AAASのウェブサイトより 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会の手による「国会事故調査報告書」(以下、報告書)が衆参両院議長に提出されたのは、その発足からおよそ7カ月後の7月5日だった。 592ページにも及ぶ大部な報告書は、そのスタッフらの手によって衆参両院に所属する国会議員すべての元にも配られた。 それから、およそ5カ月。 国民の信頼を、世界からの信用を取り戻すために設置された委員会の思いを込めた報告書は見向きもされず、店晒しにされたままなのである。 「東京電力福
「ダークツーリズム」って語感は最悪だけど、それも踏まえてどうなのか、郡山の安積咲さんに聞いてみたメモ。 関連図書:「チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド」http://www.amazon.co.jp/dp/4907188013/
天皇、皇后両陛下は22日、東北新幹線臨時専用列車で福島入りした。この日は東京電力福島第一原発事故で全村避難となった飯舘村の居住制限区域で操業する精密機器部品メーカー「菊池製作所」の工場を視察。川俣町に移転した飯舘村立小学校3校の合同仮設校舎も訪れる。 両陛下の福島県訪問は東日本大震災発生以来3回目。2011年5月11日に福島市や相馬市の避難所を見舞い、12年10月13日には川内村の除染現場や仮設住宅を訪れた。今回の訪問について宮内庁は、23日訪れる桑折(こおり)町の桃農家視察が主目的の私的訪問と説明する。町特産の桃は毎年皇室に献上され、震災後は風評被害に悩まされてきた。 23日午後から26日までは静養のため栃木県那須町の那須御用邸に滞在予定。 続きを読む最新トップニュースこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝
震災から2年半が経ち、被災地の話題も、被災地外ではすっかり少なくなったと聞いています。その度に「被災地を忘れないで」と声を涸らしている人の声をたびたび耳にします。まだまだ復興の遠い場所で、取り残されて行く不安感がどれだけのものか、被災地と呼べるほどの場所ではない郡山市に住む私には、到底分かるとは言えないのですが。(福島県郡山市在住・安積咲) けれどもある時期にのみ、思い出したように被災地の話が持ち出されます。それが選挙期間です。特にこの福島県については、被災復興よりも先に原発事故の話題が目立ちます。福島を語ることは原発事故を語ることである――という約束事が出来てしまっているかのようです。 あの震災の前まで、福島県といえば、日本の都道府県の中でも格段に地味で、印象の薄い、東北の田舎でしかありませんでした。その位置もろくに知られず、外国人に至っては聞いた事もないという人の方が多かったでしょう。
福島第1原発の海側の地下水から高濃度の放射性物質が検出されている問題で、原子力規制委員会は「汚染水の海への拡散が強く疑われる」として、対策を検討することになりました。 水野倫之解説委員に聞きます。 Q:この問題で東電はこれまで環境への大きな影響はないとしていたが? 東電は、事故直後に井戸の近くで汚染水が海に流れた時に周りの土にしみ込み、広がって検出された可能性が高く、環境への大きな影響はないとしていた。 しかしそれでは説明がつかない。 Q:それは何? A:今月に入って、新たにセシウムも検出され、濃度が4日間で100倍以上に急上昇。 あらたに汚染水が漏れ出していなければこれだけの上昇は考えにくい。 港からも放射性物質が高い値で検出されるようになっていることから、規制委は「汚染水があらたに地中に漏れ出し、海へ広がっていることが強く疑われる」とした。 Q:汚染水はどこから漏れてる?
相馬市に入りました。今日は、相馬市の仮設住宅の健診の第三日目です。我々は、震災直後より相馬地方を訪問し、あるいは相馬市で医師として勤務し、住民の方のケアに従事してきました。今年も相馬市は勿論、全国・世界から有志が集まりました。 健診終了後の記念写真今回、健診をして感じるのが、住民の方は、去年より元気になっていることです。笑顔が違いますし、高血圧や肥満も減ったように感じます。少しずつ復興しつつあるのを実感します。 ところで、相馬市の立谷秀清市長からメールをいただきました。彼は、参議院選挙で東京から出馬している山本太郎氏の意見には、眉を顰めています。福島では、同じような意見をお持ちの住民は多数います。 余談ですが、山本さんが攻撃する鈴木寛さんは、震災後、相馬に何度となく足を運び、汗をかいた方です。 相馬市長として、全国の方々に知って欲しいとのことですので、以下で引用させて頂きます。 「震災後、
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