Image Credit: NASA/Reid Wiseman (この写真は、2014年に、今回と同様の問題に見舞われたソユーズTMA-14M宇宙船のもの) ロシア連邦宇宙庁(ロスコスモス)は7月23日8時40分(日本時間)、この日の6時2分に打ち上げられた「ソユーズTMA-17M」宇宙船に、2枚ある太陽電池パドルのうち、片方が開かないという問題が起きていると発表した。 搭乗している宇宙飛行士に問題はないという。また、飛行の継続にも支障はなく、国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングも予定通り実施できるという。 ソユーズ宇宙船には、船尾側の「機械モジュール」という部分の左右に、太陽電池パドルが装備されている。このパドルは4枚の板状の部品から構成され、打ち上げ時には蛇腹折りの形で折り畳まれており、ロケットから分離された後で展開することになっているが、このうち左舷側のパドルが開いていない