戦時中、中国人を拉致して日本の炭鉱等で強制的に労働をさせた中国人強制連行強制労働事件の跡地探訪に参加しました。 今回は4回目。これまでは、門司地区、大牟田地区、筑豊地区を訪れ、今回は福岡地区です。 戦時中、日本政府は3万8935人の中等人を拉致し日本各地の炭鉱等で強制労働をさせ、わずか2年で6830人を死亡させました。死亡率は17.8%です。 炭鉱の多かった福岡県は北海道に次いで多くの中国人が働かされました。 糟屋郡宇美町にある三菱鉱業所(現在の三菱マテリアル)勝田鉱業所大谷坑では、わずか1年間で約25%の中国人労働者が飢えや病気、リンチなどで亡くなりました(352人中87人が死亡)。1年間の労働で4人に1人が死ぬという過酷な労働でした。特に配給のピンハネが酷く、中国人労働者にはごく僅かの粗末な食事しか与えられませんでした。 大谷坑の強制収容所跡。 大谷坑の購買部跡。 大谷坑の巻き上げ機の