2023年11月に公開された『ゴジラ-1.0』、12月に公開された『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』と、太平洋戦争中の日本陸海軍による「特攻」がクローズアップされた映画の封切りが相次いだ。また23年末には、NHK-BSスペシャルで『特攻4000人 生と死 その記憶』というすぐれたドキュメンタリー作品が放送された。 NHKの朝ドラ『ブギウギ!』でも、24年の年明け早々に、淡谷のり子をモデルにした茨田りつ子が、設定は甘いけれども特攻基地で慰問を行うシーンがあった。 そんなわけで、このところ映像作品で「特攻」を目にすることが多いが、特攻隊の生存者がほとんどいなくなり、生の声を聞くことが難しくなった昨今、誤ったイメージが増幅されているきらいもある。ここでは、主に旧日本海軍の航空特攻について特に「誤解」が多いと見受けられることをいくつか、例証を挙げ、2回に分けて解説する。今回は前記事(特攻は
私はこれまで、30年近くにわたって元日本海軍を中心に、戦争体験者や遺族へのインタビューを重ね、一次資料を蒐集し、あるいは目を通して、何冊かの本を上梓してきた。このことが縁となって、テレビ番組や映画の考証、監修を依頼されることが時々ある。そこで得た知見は次の書籍にフィードバックすることもあるし、『マネー現代』に寄稿する記事にもそんな要素を散りばめているけれど、このへんで「考証的な豆知識」をシリーズで紹介してみたいと思う。 第2回の今回は、制作のとき、必ず問題になる「敬礼」と「服装」についてである。 陸軍と海軍の「敬礼」 軍人といえば「敬礼」の動作が必須だが、旧日本陸海軍の軍人を描いた映像作品、あるいは漫画でときどきおかしなことになるのが敬礼である。敬礼と言っても、たとえば海軍だけでも「各個の敬礼(室内、室外)」と「艦船の敬礼(軍艦、短艇)」「軍隊の敬礼」「衛兵及び番兵の敬礼」があり、さらに儀
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ウクライナは、ロシアが築いた強力な塹壕(ざんごう)による防衛線を突破できず苦しんでいます。ザルジニー総司令官は英誌エコノミストの取材に「このままでは長期戦は必至。そうなれば敗戦が濃厚になる」と答えていました。 苦戦が生み出す内部分裂 3歩しかないというのは厳しいですね。 小泉氏:西側からの支援が遅れ、苦戦が続く中で、ウクライナ内部で結束の乱れが目立つようになってきました。まず、ゼレンスキー大統領とザルジニー総司令官との間に隙間風が吹いています。 加えて、アレストビッチ元大統領府長官顧問がX(旧ツイッター)上でゼレンスキー大統領を激しくののしっています。23年1月に失言のため解任されたのを逆恨みしての行動と見られます。 アレストビッチ氏は、もし大統領選挙を実施するのであれば立候補するとして、公約も発表しました。この中で注目すべきものとして「被占領地の軍事的奪還を求めない」があります。これを条
2023年10月30日〜11月7日にかけてツイート連載(ポスト連載)したマンガのセルフまとめです。 多少詳しい方ならすでにご存知の話だと思いますが、自分の論点を整理する事とあえてマンガで語る事にも意義があると思い、書き起こしました。 なかせよしみ @11月3日の第23回いっせい配信「創作同人2023年11月」にて新刊の電子書籍を配信 @yosimin また少し、自分が物事をどう考えているかをまとめたマンガを作成しました。 今回のテーマは… 「原爆はなぜ日本に落とされたか」 その1 「ただの理由」と「正当な理由」(1/2) まずは、話の前提を少し整理 #漫画が読めるハッシュタグ #戦争 #哲学 pic.twitter.com/PwTZmECn3f 2023-10-30 08:24:38
空襲の爪あとなどを残す「戦争遺跡」。多くが開発などで失われつつあります。「物言わぬ語り部」を未来にどう継承していくのか、大きな課題です。 福岡県教育庁文化財保護課 城門義廣さん「こちらが掩体(えんたい)そのものになります」 2023年3月、戦争遺跡として初めて福岡県の文化財に指定された行橋市の「稲童掩体」。「掩体」とは、戦時中に敵の空襲から軍用機を守るために作られた格納庫です。福岡県内では、海軍が今の築城町に建設した航空基地の周辺に50基あまりが作られました。 太平洋戦争中、航空基地と軍事施設があった周辺地域は何度も空襲を受け、50人近くが死亡、稲童地区でも住民6人が犠牲になりました。掩体には当時の爆撃や機銃掃射の跡が今も生々しく残されています。 福岡県教育庁文化財保護課 城門義廣さん「コンクリートを見るとわかりますが、剥落もしている。どういった形で(戦争遺跡を)見せるのかは課題になると思
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/pVv2mGav4V/bp/pGLkkEboVQ/ 太平洋戦争の終戦から78年がたち、日本では戦争を直接経験していない世代が大多数となりました。一方、世界に目を転じるとロシアによるウクライナ侵攻など、戦争・紛争のニュースが連日伝えられています。そんな中、いまの日本の若い世代は戦争と平和についてどのような考えを持っているのでしょうか? 8月15日放送のNHKスペシャル「Z世代と“戦争”」ではインターネットを通じてアンケートを実施し、全国の13歳から29歳の男女3,000人から回答を得ました。 (Z世代…1990年代から2000年代に生まれた10代20代の若者) (放送から1週間はNHKプラスで見逃し配信) ※アンケート実施期間 2023年7月7日~8日 ※性年代人口構成比に合わせ回収
メディアに多数出演、 Twitterでの独自のキャラクターにファンも多い ロシア軍事研究家の小泉悠さんに、糸井重里が ウクライナ戦争の話をうかがいました。 なかなか語るのが難しい話題ですが、 軍事オタク出身で、ちょっとしたユーモアや キャッチーな話題などもはさみつつ、 やわらかく語ってくださる小泉さんのお話は、 身構えず、落ち着いて聞くことができます。 日本で暮らす私たちはこの戦争について、 どんな軸を持てばいいのだろう? 「知っておいたほうがいい部分」や 「考えておくべき部分」は、どこだろう? 戦争や軍事との向き合い方を考えるための なにかヒントになれば、と思います。 *2023年5月「生活のたのしみ展」でおこなわれた 「ほぼ日の學校 特別授業」を記事にしたものです。 >小泉悠さんプロフィール 1982年千葉県生まれ。 民間企業、外務省専門分析員などを経て、 2009年、未来工学研究所に
サイバー戦争の脅威をリアルに描く海外ドラマ『GCHQ:英国サイバー諜報局』(全6話)が、現在Amazon Prime Video チャンネルの「スターチャンネルEX」にて配信中、BS10 スターチャンネルにて8月15日より放送される。(8月5日14時より字幕版第1話無料放送) GCHQ(政府通信本部)とは、イギリスの諜報、サイバー、セキュリティ機関。本作では、総選挙を控えた2024年のイギリスを舞台に、ロシアによるサイバー攻撃を受け混乱に陥ったGCHQのサイバー諜報員チームとロシアのハッカーたちとの攻防が描かれる。 徹底的なリサーチによって描かれたサイバー戦争の描写は、どこまでリアルなのか。日本が本作におけるイギリスのような立場になる可能性はあるのか。ロシアの安全保障政策・軍事政策の専門家である小泉悠氏に話を聞いた。(編集部) “認知領域戦”を描いた画期的なドラマ 小泉悠 ――まずは、本作
条約の適用事態(共通第2条) これらの条約は「二以上の締約国の間に生ずるすべての宣言された戦争又はその他の武力紛争の場合」及び「一締約国の領域の一部又は全部が占領されたすべての場合」に適用される。 (国内での武力紛争への適用(共通第3条):締約国の一の領域内に生ずる国際的性質を有しない武力紛争(いわゆる内乱)の場合にも、敵対行為に直接参加しない者は人道的に待遇され、そのための規定が簡潔に置かれている。)
例の件に関して、当事者でもなければ長崎の生まれでも広島の生まれでもない人間がどうこう、という書き込みを目にして、少し自覚したのでどうしても言わねばならないことを言う。 俺は長崎の生まれで被爆三世で当事者たちから直接話を聞かされて育ったから言う。 俺程度がおこがましいという気持ちはあるけれど、当事者はほとんど残っていないから俺が言う。 長崎ではガキどもは原爆の話を聞かされて育つ。クーラーどころか扇風機もない真夏の小学校の体育館に一時間近くも寿司詰めにされて、原爆の話を聞かされた。俺はとにかくそれが辛かった。 話をする年寄りはもっと辛かったと思うが、小学生のガキにはそんな想像ができるはずもないし、俺だってずいぶん聞かされた話をほとんど忘れてしまった。思い出せるのは精々ひとつかふたつだ。 もうひとう、この時期になると廊下にはずらりと、他所の地域ならPTAが発狂するようなグロ画像が堂々と貼り出され
ハッシュタグBarbenheimerはもともと、アメリカで同日公開となった『バービー』と『オッペンハイマー』を一緒に楽しもうというだけの純粋な動機によるものだ。しかしながら騒動化したことで、ハッシュタグそのもの、ひいては二つの作品そのものに批判的な見方が強まることとなった。Deadlineの記事では、「『オッペンハイマー』の日本公開日は未定のままだが、現地でユニバーサル作品を配給する東宝東和(編注:原文ではTohoとされているが誤り)にとって、この題材はセンシティブで複雑なものとなるだろう」と結ばれている。また、米ワーナーにコメントを求めたが、返答が得られなかったともある。 記事のコメント欄では、日本人と名乗るユーザーも混じって、本件に対する憤りや、原爆投下の影響についてが綴られた投稿が相次いでいる。ユーザー名“From Nagasaki”は「予告編を観てから『バービー』の公開を待ち侘びて
戦時中、少なからぬ人々が、頭上を飛ぶB-29を見て「美しい」という言葉を残していました。人を殺す兵器を見て美しいと感じる、その感覚と深く向き合った『B-29の昭和史』の書評を、大塚英志さんに執筆していただきました。PR誌「ちくま」に掲載したものより少し長い、完全版です。 ぼくは言うまでもなく「おたく」の類だが、ミリタリー方面には疎く、手先が不器用でプラモデルも苦手だ。模型雑誌に一瞬手を出した時があったが、もっぱら海洋堂の綾波レイのガレージキットの情報が目当てで、買って箱ごと観賞用に飾るだけだった。それでもナチスドイツの戦車や飛行機の模型写真に思わず見とれる時があった。思想的にはぼくはベタなサヨクだが、その「思想」に反して、兵器のデザインを「美しい」と思うことがある。ぼくと比較するのはあまりに不遜だが、宮崎駿もその左派的発言とミリタリーマニアぶりの解離はよく知られている。若き日の宮崎がミリタ
今もPTSDに苦しむ元陸軍兵マイケル・モンティエル=3月7日、米アリゾナ州東部スペリア(撮影・鍋島明子、共同) あのデタラメな戦争から20年が過ぎた。2003年3月、米国はイラクのフセイン政権(当時)が核兵器などの大量破壊兵器を製造、保有していると言いがかりをつけてイラクに攻め込んだ。首都バグダッドが陥落し政権が崩壊したのは開戦から3週間足らず。しかし大量破壊兵器は存在せず、米国は泥沼の戦闘に引きずり込まれた揚げ句、2011年に撤退した。 その米国がイラク戦争を忘れようとしている。ウクライナに侵攻したロシアによる〝今の戦争〟と中国と台湾を念頭にした〝次の戦争〟で頭がいっぱいなのだ。 しかし当時バグダッドで市民がさらされる理不尽な現実を取材した記者の1人として、イラク戦争が米国人の記憶から抜けていく現実に納得がいかなかった。開戦20年を機に、同じ思いを抱える元米兵の話を聞いた。(敬称略、共同
旧満州のハルビン市近郊に拠点を構えていた関東軍防疫給水部本部、通称「731部隊」は、人体実験の結果をもとに生物兵器の開発をしていたことで知られる。最近、中国の考古学研究チームが、黒竜江省に残された同部隊の地下研究施設についての報告書を発表。その非人道的な実験の一端を明らかにしている。 中国の黒竜江省文化財・考古学研究所のチームは、第二次世界大戦中、旧日本軍の「関東軍防疫給水部本部」、通称「731部隊」が生物兵器の開発のために恐ろしい人体実験をおこなっていた地下研究施設を発見した。 施設が見つかったのは、黒龍江省安達市の近郊だ。 長大なトンネルと複数の小部屋 2023年5月、中国の考古学誌「ノーザン・カルチュラル・レリックス」に、この地下研究施設の調査報告書が掲載された。同報告書は、この施設の発見によって、戦争犯罪の新たな証拠が見つかる可能性があると述べている。 「報告書には、いまも残る73
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