《ズバコン》 ご存知だろうか? 今、70才を越えた方なら、当たり前のように、 「知ってる!」コールが届くだろう。 テレビのリモコンの話である。 その昔、テレビのチャンネルを回すには、 ヒネルという行為が必要だった。 ネジルという表現でも構わない。 取っ手を、ガチャンガチャンと回して、番組を変えていった。 そんなテレビ黎明期に、サンヨーの会社が、 画期的なリモコン装置を開発した。 懐中電灯のような形状の装置を持ち、 テレビに向け、超音波ビームを発するのである。 ボタンを押す。 っと、どうなる? 本来手で回す取ってが、ガチャンと動くのだ。 さらにもう一つのボタンを押すと、ガチャンと逆に回る。 そう、リモコンでありながら、物体が動くという、 面白い現象が見られたのである。 おそらく内臓モーターで回しているのだろうが、 感覚的に面白い。 これは、現代のマシンでは、ありえない。 今、リモコンを押して