【読売新聞】 安倍前首相側が主催した「桜を見る会」の前夜祭を巡り、東京地検特捜部が安倍氏の公設第1秘書らを任意で事情聴取したことについて、自民党の小野寺五典組織運動本部長は23日、党本部で記者団に「今までの国会答弁を含めて、安倍氏は
“クソ側近”のあまりにも軽率すぎる言動に日本国民の怒りは収まらない! 新型コロナウイルスによる肺炎拡大防止のため、政府が大規模なイベントの自粛を要請した26日当日、秋葉賢也首相補佐官、小野寺五典元防衛相がパーティーを開いていたことが発覚。これにはライブなどのイベントを開催できず、倒産・破産の危機に立たされている芸能関係者からも猛批判が起きている。また、小野寺氏のパーティーでは国民が手に入れられないで困っているマスクが“大量配布”されていたというのだ。 小中高校の全国一斉休校要請など、方針を急転換させた政府に日本中が振り回されている。 安倍晋三首相が大規模イベントの自粛を要請したのは26日。「Perfume」の東京ドーム公演、「EXILE」の京セラドーム大阪公演が当日直前になって中止になるなど、芸能界も大混乱だ。 それでも政府の「これ以上、感染を拡大させない」という強い意思に共鳴して、莫大な
「いくらか分からないのに、われわれが予算承認しなければならないのはおかしい。国民の税金だということを考えろ」 昨年十二月、自民党本部で開かれた国防部会。数日前に小野寺五典(いつのり)防衛相(当時)が導入を発表した、三種類の長距離巡航ミサイルの単価を答えない防衛省幹部に、議員らが口々に怒りをぶちまけた。 戦闘機F15に搭載する米国製の「JASSM(ジャズム)」と「LRASM(ロラズム)」は射程が九百キロと長く、日本海から発射しても北朝鮮に到達する。F35に搭載するノルウェー製の「JSM(ジェイエスエム)」の射程は五百キロで、最新鋭のF35はレーダーに映りにくい。 昨年八月の防衛予算の概算要求には入っていなかったが、同年十一月のトランプ米大統領の来日後、与党議員への説明もそこそこに導入が発表され、国防族の怒りを買った。 荒れる国防部会。「予算を簡単にもらえると思うなよ。NSCとの関係はどうなん
キューバは気象学が発達している。ハリケーンの通り道でもあるこの島にとって、天気予報は命綱だ。おかげで、私が滞在した2008年夏、2つの巨大ハリケーンが直撃した時には、同じハリケーンで100人以上の死者を出したハイチとは対照的に、誰も死ぬことはなかった。キューバではハリケーンが来る前に、気象予測をもとにしっかりとした準備・避難を徹底させたからだ。 キューバの気象学の発達を裏づけるエピソードを現地の方から聞いた。以前もキューバは天災で多くの死者を出していたという。それは、「天気予報が当たらなかった」のも一因だったらしい。それに激怒した国家評議会議長(元首)のフィデル・カストロが、なんと自ら気象学を猛勉強し始め、気象予報士にあれこれと口を挟みだしたというのだ。 これで慌てたのが気象予報士である。革命の闘士であり英雄でもある国のトップが自分の専門領域に詳しくなり、あれやこれやと文句をつけてくる。「
そんなに軽くていいものか 実力組織である自衛隊で、防衛大臣の指示が下まで伝わらなかったということを、こんなに軽く扱っていいのだろうか――。 陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報問題で、防衛省は5月23日、「組織的隠蔽はなかった」とする調査結果を公表した。 これまで「保存されていない」としていた日報が見つかりながら、探索を指示していた防衛大臣に報告されていなかったのは、職員間の意思疎通が不十分だったことが原因で、意図的な隠蔽ではなかったと結論付けた。 これを受けて、小野寺五典防衛大臣も「シビリアンコントロールに反するような問題はなかったと考えている」と話した。 これが真実であれば、あまりにもお粗末な話である。民間企業でも「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」は基本中の基本である。まして、国防を担う実力組織の自衛隊では、「ほうれんそう」の一つひとつに自衛隊員の命はもちろん、国民の命がかかっていると言っ
防衛省は23日、陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報隠蔽問題の調査結果を公表し、当時の稲田朋美防衛相による再捜索の指示が伝わらなかったことを要因に挙げ、組織的隠蔽はなかったと結論付けた。防衛省は最初に指示した稲田氏を調査せず「現場の認識不足」で幕引きを図るが、野党が稲田氏らへの調査は不十分だと追及するとともに、シビリアンコントロール(文民統制)の在り方に批判を強めるのは必至だ。
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