磁気治療器のオーナー商法などで多額の資金を集め、経営破綻した「ジャパンライフ」をめぐる事件で、出資金をだまし取ったとして詐欺の罪に問われている山口隆祥元会長の初公判が開かれ、起訴された内容について「全部認めます」と述べ、謝罪しました。 経営破綻した健康器具販売会社「ジャパンライフ」の元会長、山口隆祥被告(79)は、4年前、事業収入が得られず配当できる見込みがないのに顧客を勧誘し、20人から出資金合わせて1億6000万円余りをだまし取ったとして詐欺の罪に問われています。 東京地方裁判所で開かれた初公判で、山口元会長は起訴内容について「全部認めます」と述べたうえで「人々の健康と豊かな生活のために科学的に証明された磁気治療器を開発したが、製造資金が足りなくなり、オーナー制度を採用した。詐欺商法を目的に事業を始めたわけではないことを理解してほしい」と用意した紙を読み上げました。 そして「売り上げの