【冒頭発言】 獣医学部は、父親の代からの長年の悲願。私の代になってからも、文科省との接触、交渉をしてきた。そうした中で、私どもの常務(=学園の常務理事で事務局長の渡辺良人氏)がたまたま四国の今治市の出身で、彼が今治に戻ってきたときに、昔からの竹馬の友と酒を飲み交わし、ぜひとも今治を活性化したい、と強い希望を話したそうだ。今治を活性化するにはやはり、学園に出てきていただきたいとの要望があったそうだ。 岡山に持ち帰り、(学園の)幹部会で検討した結果、やはり父の代からの悲願だった獣医学部を設立してはどうかということになり、獣医学部を前進させようということが決まった。 私ども、県、今治市と三者一体となってやってきたが、ハードルが高く、前に進むことができないような状態だった。そういった中で、構造改革特区というのが出てきて、申請したらどうかということになり、10年にわたって15回、申請を出したけれども
あの史上最悪のゲス会見から約半年。本日14時より、加計学園・加計孝太郎理事長が、岡山理科大学獣医学部がある今治キャンパスで会見をおこなった。 加計理事長はたった25分で打ち切った6月の会見以降、再び会見を開くことを拒否してきたが、愛媛県議会が7月11日に加計学園に対外的な説明責任を果たすよう求める決議を全会一致で採択。中村時広・愛媛県知事も「学園の信頼向上のため、トップがガバナンス、コンプライアンスを高めるための努力をしていただきたい」と述べ、再度会見を開くことを求めてきた。 ようするに、このまま加計理事長が再び会見を実施しなければ、愛媛県からの補助金打ち切りも考えられるため、しぶしぶ会見を開いたというわけだ。 しかも、安倍首相と加計理事長が面談したと「虚偽の説明」をおこなった元事務局長である渡邉良人常務は出席せず、柳澤康信・岡山理科大学長と上田剛久・同大事務局長が出席。2人はシンポジウム
加計(かけ)学園の加計孝太郎理事長と報道陣の一問一答は次のとおり。 「獣医学部は私の父親の時代からの長年の悲願だった。私の代になってからも、文部科学省と交渉してきた。構造改革特区が出てきてそれを使ってという話になり、10年にわたって15回申請したが、なかなか前に進まない状況で、学園幹部(学園事務局長の渡辺良人氏)が勇み足をして、誤解を招くことを申し上げた。本人も反省しているし、学園全体として心からおわび申し上げたい。これからはコンプライアンス、ガバナンスをきっちり守って行き、愛媛県、今治市と連絡を取りながら前に進みたい」 --虚偽説明は「勇み足」という認識か 「誤解を招くことを言った。県からも市からも手を引かれたら学園だけでは(学部新設が)到底できないため、そういうことを言ったと学園幹部から聞いている」 --平成27年に首相秘書官だった柳瀬唯夫(ただお)氏と3回も面会しているのはなぜ 「学
愛媛県今治市の獣医学部新設をめぐり、学校法人「加計(かけ)学園」の加計孝太郎理事長が安倍晋三首相と面会したと県の文書に記されている問題で、県は28日、「県と市に誤った情報を与えた」と学園がコメントを出したことについて、週が明けた28日になっても学園から県に連絡がないと明らかにした。 中村時広・県知事は28日、報道陣に「ちゃんと説明があって、その後に責任者が記者会見するのが世の中の常識」と述べ、学園の対応を改めて批判した。県によると、28日夕までに学園からの連絡はなく、報道各社に26日にファクスで送られたコメントも届いていないという。市にも連絡はなく、県は今後、学園への対応を市と協議する。 県は、学園に約93億円を補助する市に、約30億円を支援する。県幹部は「(誤った情報が)ほかにもないか確認しないといけない。国会の集中審議の2日前に言うのはおかしい」と不信感を示した。知事与党のある県議は「
学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)の愛媛県今治市への獣医学部新設を巡り、加計孝太郎理事長が安倍首相と面会したと同県の文書に記載されていた問題で、学園は28日、新たなコメントを報道各社にファクスで送った。 「(面会に関し)県と市に誤った情報を与えた」としたことについて、「当該職員の記憶の範囲であり、確認には困難な部分もある」としている。 学園は26日のファクスで、「当時の担当者が、実際にはなかった面会を引き合いに出し、県と今治市に誤った情報を与えてしまったようだ」とコメントしたが、正式な記者会見などを開いていない。これに対し、同県の中村時広知事は27日、「虚偽の説明をしたのなら、県と市に謝罪し、責任者が記者会見するのが常識だ」と批判した。
加計学園問題をめぐる愛媛県の文書について、加計学園は実際にはなかった安倍首相と加計理事長の面会を引き合いに出して、愛媛県などに「誤った情報を与えた」とするコメントを発表した。このコメントを受け、愛媛県の中村知事は怒りをあらわにした。 中村時広知事「まだ何も聞いてないので、コメントしようもない。だって普通の常識で考えたら、当事者が嘘をついたと。もしそれが本当だったら、ついた愛媛県と今治市に対して謝罪をして、説明をして、それから責任者が記者会見して発表するっていう手順を踏んでいかなかったら、おかしいじゃないですか。だからありえないんじゃないですか。本当なんですかね」 その上で、愛媛県の中村知事は「愛媛県に報告はなく、なぜこのタイミングで発表したのか不可解だ」などと不信感を示し、怒りをあらわにした。
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