森友学園問題を巡る決裁文書を改ざんさせられた元財務省近畿財務局職員赤木俊夫さんが自殺に追い込まれたとして、妻雅子さんが国と佐川宣寿元国税庁長官に計約1億1千万円の損害賠償を求めた訴訟の第3回口頭弁論が17日、大阪地裁で開かれた。 雅子さんが意見陳述し、赤木さんが改ざんの過程を記したファイルについて「存否すら明らかにしない国の態度が全く理解できない」と批判、国に文書提出命令を出すよう裁判官に訴えた。 安倍前首相が国会で、問題に関係していれば首相も国会議員も辞めると述べてから「4年経過したのに夫が自殺に追い込まれた本当の理由を知ることができない」と述べた。