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bookreviewとアニメに関するmugi-yamaのブックマーク (2)

  • 『小説・秒速5センチメートル』の破壊力について

    もし今まで観た中で最高のアニメを問われたら、ためらうことなく「秒速5センチメートル」を挙げる。 3編にわたるオムニバス形式で、初恋が記憶から思い出となり、思い出から心そのものとなる様を、驚異的なまでの映像美で綴っている。 ノスタルジックで淡く甘い展開を想像していたら、強い痛みに見舞われる。わたしの心が身体のどこにあってどのような姿をしているのか、痛みの輪郭で正確になぞることができる。予備知識ゼロで観てしまったので、徹底的に打ちのめされた。涙と鼻汁だけでなく、口の中が血の味がした(ずっと奥歯を噛みしめていたんだと思う)。初めて観終わったとき、それほど長い映画でもなかったのに(1時間とすこし)、疲労感で起き上がれなくなった(ずっと全身に力を込めていたんだと思う)。 何度も観ているうちに、「それを観たときの出来事」が層のように積まれていく。どんな季節に、誰と/独りで、何を思い出しながら観たかが、

    『小説・秒速5センチメートル』の破壊力について
    mugi-yama
    mugi-yama 2016/07/12
    私この人の映画は「現実の風景を忠実にトレースしてアニメ化している」と見せかけて汚いもの・見たくないものを注意深く排除しているという点で、普通のオタク向け商品などよりよほど邪悪だと思う(小説は未読)
  • 舘野仁美『エンピツ戦記 誰も知らなかったスタジオジブリ』 - 紙屋研究所

    ぼくの仕事は裏方的なものだ。 仕事とは別に、左翼の運動についてもぼくのやっていることは裏方である。 芝居でいうと、議員とか候補者は俳優にあたる。 でも芝居には、照明とか音響、舞台美術、メーキャップの仕事も必要だし、そもそも脚とか監督という仕事もある。チケットを売ったり、宣伝したりする仕事もある。 裏方から芝居を見たら芝居というものはまったく別の見え方をする。 政治についても、裏方からみるとまったく別の見え方をする。 『エンピツ戦記』は、ジブリのアニメーターだった舘野仁美の回顧であり、回顧を通じての宮崎駿論、ジブリ論にもなっている。 舘野の役割は動画チェック。「アニメーターが描いた線と動きをチェックする仕事」(p.14)であり アニメーター仕事の中で、いちばん地味で目立たない裏方で、まさしく縁の下の力持ちであることを求められます。(同前) 裏方論として読む 書の魅力の一つは、裏方論であ

    舘野仁美『エンピツ戦記 誰も知らなかったスタジオジブリ』 - 紙屋研究所
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