宅急便で現金を送らせ、だまし取ろうとした特殊詐欺を、集荷担当のドライバーが箱の重さなどから「おかしい」と感じて被害を未然に防ぐ事案があり、四日市南署は8月23日、このドライバーらに感謝状を贈った。【詐欺の被害を防いだドライバーの長谷川光政さん(中央)と営業所長の國分弘子さん。左は藤井淳夫署長】 感謝状を受けたのは、ヤマト運輸鈴鹿伊船営業所のドライバー長谷川光政さん(48)と、営業所長の國分弘子さん。藤井淳夫署長がそれぞれに感謝状を手渡し、「我々の努力だけでは防ぎ切ることが難しい特殊詐欺だが、連携プレーで防いでいただいた。地域の大きな力で、これからも協力をお願いしたい」などと話した。 事案は8月4日の昼ごろ、長谷川さんの業務用携帯電話に高齢の女性から「荷物を取りに来て」と電話があったことから始まった。この女性から電話がかかるのは初めてで、「どうやって携帯の番号を調べたんだろう」と疑問を感じた