東大で30年以上国際政治研究に携わり、東南アジアのナショナリズム、民主化から国際秩序に至るまで活発な議論を展開してきた藤原帰一教授のロングインタビューを2回に分けてお届けする。前編では、藤原教授に自身の学生生活や研究内容の展開、現地調査での経験などについて聞いた。 (取材・円光門、撮影・中井健太) 藤原帰一(ふじわら・きいち)教授(法学政治学研究科) 米イエール大学大学院政治学研究科博士課程留学を経て、84年東大法学政治学研究科博士課程単位取得退学。東大社会科学研究所助教授(当時)などを経て、99年より現職。著書に『平和のリアリズム』(岩波書店)、『国際政治』(放送大学教育振興会)、『不安定化する世界——何が終わり、何が変わったのか』(朝日新書)など。 【インタビュー後編はこちら】 「恐怖の中で思考し続けることが国際政治の分析だ」藤原帰一教授 退職記念インタビュー【後編】 ──1975年
デイヴィッド・ベネターは、約束の時刻のちょうど1分前にビデオ通話に接続した。礼儀正しく優雅に挨拶し、彼の新著に対する関心に感謝する──だが、コンピュータのカメラをオンにすることは拒む。 すでに彼からは、インタビューを承諾するうえで2つの条件を出されていた。まず、私生活に関する質問は一切しないこと。もう一つは、いかなる名目でも彼の顔が公開されないようにすることだ。 「私は自分の思想が異端であり、一部の人たちを憤慨させていることに気づいています」とベネターは言う。 「自分の生活について話せば、多くの人が私を心理分析し、私の思想をトラウマやら精神的不調やらのせいにしようとするでしょう。私が唯一目指しているのは、私を批判するという近道をとらずに、主張の妥当性を評価してもらうことなのです」 言うまでもなく、ベネターの思想は「正統」と呼べるものではない。ポジティブ心理学と自己啓発の「ベストセラー」が支
『ウルトラマンの「正義」とは何か』誤謬に関するお詫びと経緯について 拙著『ウルトラマンの「正義」とは何か』に大きな誤りがあり、回収することになりました。本書をお買い求めいただいた方、ご購入を検討してくださった方に心からのお詫びを申し上げます。 回収の理由はすでに青弓社のウェブサイトに記されているとおりで、拙著20―21ページと65ページに記載していた内容に大きな誤謬がありました。そのことについて切通理作氏や読者のみなさまからご指摘をたまわり、青弓社と相談してこのたびの結論を出しました。 なぜ私がこのたびの過失を犯したのかについては、無神経な不注意を積み重ねてしまった結果と申し上げざるをえません。重ねてお詫びを申し上げます。誤謬の説明責任を果たすために、発表してきたものを精査し、いつ取り違えをしたのかを確認しました。長文になりますが、以下に経緯をご説明いたします。 まず、博士論文に至る大枠の
「呉座勇一事件」の衝撃 2021年2月、ベストセラー『応仁の乱』(中公新書、2016年)の著者・呉座勇一が、シェイクスピアを中心とする文学の研究者で、『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』(書肆侃侃房、2019年)などのフェミニズム批評でも知られる北村紗衣をはじめ、多数の女性や「フェミニスト」「リベラル派」と目される学者や知識人への誹謗中傷を、4000人以上のフォロワーを抱えているツイッターの非公開アカウントで大量に行っていたことが、フォロワーから北村への「告発」で発覚しました。 元々は北村が、『観応の擾乱』(中公新書、2017年)の著者である亀田俊和が、高名な歴史学者である網野善彦に対して「日本が嫌いそう」「レフティ」などといった評価を行ったことに対して北村が「冷笑的」と批判したことで一悶着あったことに端を発する議論から、様々な経緯があって発覚したものですが、呉座のツイートには、女性研究者や
国民投票法改正案をめぐって憲法審査会が両院で開かれました。参議院の憲法審査会のほうで、浅田均議員(日本維新の会)が発言しました。以下で発言を確認できます。〈https://www.youtube.com/watch?v=k3otEKf03-U〉 以下は私の書き起こしです。引用部分の[ ]は浅田議員による追加や削除を表します)。 日本維新の会、浅田均でございます。今回は緊急事態宣言下での憲法審査会であるということを皆さん認識を共有していただきたいと思います。緊急事態宣言が発令されている地域、あるいは蔓延防止等対策措置が発令されている地域で、人々はどういう暮らし、どういう[聞き取れず]、どういう暮らしをしているのかということを念頭に置いて発言させていただきたいと思います。わが方、松沢委員からもこの緊急事態に関して発言がありました。 私は、この際ですね、注目したいのは、私とはまったく思想信条が違
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(本記事は2021年3月25日午前5:51に「●●●●●●と私のTwitter夜逃げ(仮題)」として仮公開し、同月30日午後7時ごろに「呉座界隈問題と私のTwitter夜逃げ(その1)」として本公開した) >>必読事項<< ここを読み飛ばしたい方は以降の文章も読まないでください この記事は急いで書きましたので、誤字脱字や説明不足、不適切な表現、リンクの張り間違い、時系列の混乱、事実の見落とし、誤解などがあるかも知れません。 それらは見付け次第、修正していくつもりです。 文章が何度か変化していくだろうということです。 こういうことをすると、分野に関係なく物書きとしての信用が地に墜ちそうですが、それでも今回ばかりは仕方ないと思っています。 文章を比較検証したい方は、お好きにスクショを取るなどしてください。 ですが、そのスクショを拡散したり魚拓を取ったりすることについては、くれぐれも慎重になって
Yuichi Goza @goza_u1 「ヤジぐらいで涙ぐむなんて政治家に向いていない」という意見があるが、塩村議員個人の資質の有無はこの際関係ないんだよな。議会という場におけるふさわしい振る舞いとは何かが問われているのであって、仮に相手が性悪女であろうと無能議員であろうと、それによって許されるわけではない。 2014-06-20 23:31:47 Yuichi Goza @goza_u1 在特会がまさにそういう団体ですからね。「『俺たちこそ差別されている被害者だ』ということにすれば、差別発言とか何でも言いたい放題になるんじゃね?」という発想が根底にある。在特会は市民運動の醜悪なカリカチュアであり、だからこそ従来の右翼以上にリベラル派を苛立たせる。 >RT 2014-10-01 12:28:01
「手詰まりですね……」 菅首相が日本学術会議の新会員候補6人を任命拒否した問題を取材している記者の1人は、こう漏らした。 【画像】任命拒否された教授たち 日本の科学者を代表する首相所轄の特別機関として設立され、210人の会員を中心に提言や答申を行っている日本学術会議。 日本学術会議法の第3条で「独立して職務を行う」と保障され、会員は、学術会議が候補者を選考して内閣総理大臣に推薦し、総理が任命すると規定されている(7条2項と17条)。 「菅首相はヒトラー以上の独裁者」 1983年、「総理の任命は形式的」という政府見解が出され、首相が任命を拒否したことはこれまで無かった。 今回、初めての任命拒否に対して実に480の学会が反対声明を出し(10月23日時点)、学問の自由を保障した憲法23条に反すると猛反発している。 10月23日、任命を拒否された当の研究者達が日本外国特派員協会で会見を開いた。 東
かえる姫🐸@くるしゅうないぞ!🪭👑 @aminah2500 人文系の学術評価がどのようになされているのか知らない方が多いので,自分の経験として書きます。 論文はいきなり発表するのではなく,大学院生だろうと定職ある研究者だろうとまず,どの様に評価がなされるか研究会で複数回発表し,そこで揉まれます。続く 2020-10-11 11:47:37 かえる姫🐸@くるしゅうないぞ!🪭👑 @aminah2500 研究会には分野の研究者が様々参加し,史料の妥当性,海外史料ならば読み解きと解釈,概念の整理や主張について突っ込まれます。発表者は1時間ほど時間をもらい,質疑応答に答えます。答えの妥当性もその場で判断されます。不足ならば研究やり直し。(続く' 2020-10-11 11:49:46 かえる姫🐸@くるしゅうないぞ!🪭👑 @aminah2500 こういう研究会でアドバイスを受けること
しかも社会に対して何の貢献をしているのかわからん仕事でも学問の自由の名目で許される。もう少し謙虚になれ。その謙虚さがないことが、学術会議に対して国民の圧倒的応援が生まれない原因だと、もうそろそろ気付けよ。
学術会議はGHQの後押しもあって、諸外国のアカデミーと比較しても稀なほど直接民主制的な「学者の国会」として作られたけど、冷戦期だったので自然に生じる左右対立に日本人研究者の一部と政府与党が耐えられなくなり、会員選出方法をあれこれいじって今の姿があります。
①日本学術会議の構成がどうだろうが個々の研究者の研究活動が制約されたりはしないので憲法上の学問の自由との関係は極めて薄く、そこを攻め筋にしても法的には弱いよねと。それより学術会議法7条2項が「規定による推薦に基づいて」首相が任命するとしている点の行政法上の意義が焦点だろう。
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