インターネットカフェを活用した就職支援ビジネスが広まっている。カフェに置かれたパソコンのトップページから求人サイトへ誘導したり、就職に役立つ講座や就職相談を受けられるなど、カフェ独自のコンテンツ(情報の内容)が増えてきた。若者中心に利用者数が伸びているネットカフェは、かっこうのビジネスの場となっているようだ。 ≪集客力に期待≫ 複数の求人サイトを集め、就職・アルバイト先を仲介するポータル(玄関)「カフェジョブ」を運営するバリューコミットメント(東京都渋谷区)は、カフェにあるパソコンのトップページにリンクをはらせてもらっている。カフェ側には各転職サイトのクリック数に応じた一定額を支払う。カフェジョブの閲覧者は、月間10万人。このうち約8割がカフェからのアクセスという。 「若者は携帯電話でメールやサイトを見る人が多い。喫茶店代わりに使う営業マンも職探しは会社でできないし、家では家族の目が気にな