*5段落目を追加し、最終段落に21日終値を加筆しました。 浜田健太郎記者、江本恵美記者 [東京 21日 ロイター] 日立製作所6501.Tの経営課題であるハードディスクドライブ(HDD)事業の再建策作りが長期化している。日立は今年9月、全額出資する米HDD事業子会社の日立グローバルストレージテクノロジーズ(HGST)の売却も視野に米投資ファンドとの接触を開始した。現在は日立がHGSTへの過半数の出資を維持しつつ、ファンドの出資を受ける案を軸に検討が進められている。足元ではHDD事業の市況が改善し、HGSTの業績も回復基調にあり、最終的な結論を出す前にさらに時間がかかることも予想される。 日立は2002年12月に米IBMIBM.Nから2000億円超でHDD事業を買収し、03年1月にHGSTを設立した。ただ、歩留り向上に苦しむなど生産効率の悪さや価格下落の影響で業績は4年連続で営業赤字。10月