<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2011年07月28日 (木)時論公論 「テロ事件に揺れるヨーロッパ」 76人が犠牲になったノルウェーのテロ事件から一週間が経とうとしています。北欧の豊かで平穏な国を突如襲った無差別大量殺人が、イスラム系移民の排斥を強く主張する過激な思想の持ち主の犯行だった事がわかり、移民問題を抱えるヨーロッパには衝撃が広がっています。今夜の時論公論は、これまでに明らかになった事実を整理しながら、今回の事件とヨーロッパの移民問題の関係について考えてみたいと思います。 まず、これまでの操作で明らかになった事実や事件のポイントです。 一連の犯行について、ブレイビーク容疑者は協力者がいたと仄めかしていますが、不審な人物や組織は浮かんでおらず、捜査当局は単独犯という見方を強めています。 爆弾や銃は、怪しまれないように周到に準備をして入手していました。男は農場を