テクニカルライター/コラムニストの小寺信良さんによる「techな人が家事、子育てをすると」というテーマの連載(隔週木曜日)の第2回目。今回は「炊事」について。PCを利用する人にとって避けて通れない問題とは──。 本連載では、読者の皆さんからの、ご意見、ご質問、とりあげてほしいトピックなどを、広く募集しています。編集部、または担当編集の風穴まで、お気軽にお寄せください。(編集部) 文・写真:小寺 信良 家事を担当するにあたって、まず毎日遅滞なく行なわなければならないのが、炊事である。 掃除や洗濯は多少遅れても今すぐどうこうなるものではないが、食事の支度だけはそうはいかない。朝は子供を決まった時間に学校にやらなければならないし、夜は夜であんまり食事が遅いと、それ以降のスケジュールがどんどん押していってしまう。自分一人なら食事時間やその質などどうにでもなることだが、家族の分も担当するとなると、決
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2010年01月29日19:42 カテゴリ放送 被災地で何が求められるかという話 ハイチで震災にあった人に千羽鶴を送るって話が、あちこちで賛否を呼んでいるそうである。実はこの地震が発生したころ、CESの帰りで飛行機の中だったので、地震のニュースを知ったのがずいぶん後だったんだけど、まあそれは置いておいて。 どうせ善意を集めるのならもっと役に立つものにしろよって話もわかるし、なんかしなくちゃという善意もわかるだけに、どうしようもないなぁ、というのが正直なところである。そんで、じゃあ役に立つものってなんだよってところでもまた、習慣の違いから、あるいは場所が離れすぎてることから、難しいよなぁ。 昔中越地震があったときに、地元ケーブルテレビの報道支援に行ったことがあるのだけど、現地には善意でおにぎりとかいっぱい送られてくるものの、食べきれなくて捨てるしかなかったって話を思い出した。保存場所もないし
以前もこんな話をどこかで書いたような気がするが、まあいいや。毎年この時期には、ネット上で就職の話題が多い。すでにある程度は景気が後退しているのだが、今後はテレビ業界が大氷河期に突入することはほぼ確定なので、ますます厳しくなることだろう。 僕が就職なるものをしたのは、1984年。かれこれ25年も前だから、今の人にはあまり参考にはならないだろう。だが、昔はこんな感じだったというのを知るのも、話としてはおもしろいかもしれない。 大学生は3年生の夏あたりから就職活動をするのが今の相場だというが、25年前はまだそんな早い段階での就職活動というのはなかったように思う。だいたい4年生の夏ぐらいからみんな始めたのではなかったか。まあそのあたりは、よく知らない。 というのも僕は2年制の技術系専門学校卒なので、事情がだいぶ違う。専門学校というのは、普通は就職率が高い。というのも、今でいうブラック企業が大量に即
オーディオ業界に3日で絶望した男でお馴染みのイベント、「my-music style」の第6回目がいよいよ間近に迫ってきた。 今回はクリスマス・イブイブとなる12月23日のみという、チャレンジングな日程だ。天皇誕生日ということで、祭日である。これはもうどうせイブの準備など必要のない、非モテの非モテによる非モテのための祭典と言っても過言ではない。むしろ前日から待ってろってか、どうせヒマなら搬入手伝えぐらいの魂のシャウトを感じさせる日程とも言えるだろう。 いやいやそんなこと言うと女性がどん引きする可能性があるな。場所は原宿「EX'REALM&Ex'cafe」となっている。たぶん場所的にオシャレなところっぽいので、勝ち組の人はイブの買い物にかこつけたデートコースとして、いい感じのオーディオ聴きに行くのもいいだろう。非モテはそれを見ても、その辺のスピーカーケーブルで首を吊ってはならない。 どんなイ
先日ある会合があって、なぜか早稲田大学の境真良 准教授とギックリ腰話で盛り上がった。まるでジジイの病気自慢のようだが、ギックリ腰は絶対に、ITに関わっている人は避けて通れない道だと信じている。 かくいう筆者も、ギックリ腰にかれこれ10年ぐらいやられ続けてきた人間である。しかし今はすでに克服したと思っている。本来はもっと医学的アプローチがなされてしかるべき問題ではあるが、筆者が長年の研究(?)成果を公表することで、この問題に悩んでいる人々の助けとなれば幸いである。 経験のない方からするとギックリ腰というのは、何か思いものを持ち上げたときに「ギクッ」となって一瞬で腰が立たなくなるようなイメージを持たれていることだろう。もちろんそういう症状もあるのだが、今の世の中、引っ越しでもない限りそれほど重いものを持つ機会はない。 我々のような座り仕事がメインの人間に襲いかかるギックリ腰は、そのようなドラマ
昨日、MIAU主催のシンポジウムは「Googleストリートビュー"問題"を考える」は、いつものことながら若干時間を超過しつつも無事終了した。 Utreamのライブ中継はなしにして、その代わりパネリストにはオフレコ話も存分にやってもらったことで、かなり突っ込んだディスカッションが行なわれた。 中継こそなかったが、Twitterなどで質問を受け付けたところ、会場に来ている人からリアルタイムで質問が入った。本来は会場に来られない人からの質問を受け付けるための仕掛けだったのだが、それを取り上げながらディスカッションを進行、会場から誰も手を挙げて発言しないのだけどもなぜかタイムリーな質疑応答が進行するという、事情を知らない人にはかなり謎なやりとりだったのではないかと思われる。 ただこの方法ならば、会場で手を挙げて質問をいただくよりも、こちら側も質問が整理できるし、出席者も質疑応答の時間まで待たなくて
昨日のICPFシンポジウムでのできごとを池田先生がブログに書かれていて、案の定ホットエントリー入りしている。僕の発言も引用されているが、もう少し詳しく情報を書いてみる。 一つ誤解があるのだが、"「2011年にアナログ放送が止まったらどうするか」という質問に対して、ほとんどの人が「テレビは捨てる」と答えたという"という部分は、MIAUのアンケートからの結果ではない。これは、MIAUでアンケートしたら、ダビング10に関して意味まで含めて理解している人が7割近くも出ているが、一般市民レベルまで落としたらダビング10の言葉の意味すら知らない人も相当あるだろう、という話をまずした。 その後で、アンケートとは別にネット一般の意見として、アナログが停波したらテレビを見なくなるという意見も多いという話をした。 その流れで、実際にアナログが停波したフィンランドでは、まずチューナーが別になったことで不便に
6月2日からスタート予定だったダビング10は、補償金問題での決着がつかず延期となった。開始時期も未定となっている。第38回 デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会(デジコン委員会)で中村伊知哉教授が、「もはや調整は官の問題になっている」として省庁間の介入を示唆したが、増田寛也総務大臣も6月3日の記者会見で、総務省がオリンピック前に決着を促す発言をしている。 総務省が出るならば、メーカー側は経産省が出てくるだろうし、権利者側は文化庁が出てくる。放送をオープン化したい総務省と、オリンピック商戦にメーカーの浮沈がかかる経産省は、夏前のダビング10開始を強行に推進してくるだろう。一方の文化庁は、将来のプランとして補償金の縮小を目指すと宣言してしまっているだけに、分が悪い。だいたい省庁間の力関係からしても、総務省+経産省 vs 文化庁では、話にならない。 しかしそこまでダビング10とい
JEITAが取ったアンケートによれば、「地デジ放送に補償金は不要」が78.4%だったそうで。 しかしこのアンケート、実施しているというのは全然知らなかった。報道によれば、4月18日から21日に実施、サンプル数は500人だそうである。ネット上で実施ということだけで、どういうサンプリングなのかよくわからない。 500人という数字はこの手のアンケートにしては少なすぎると思うし、しかも1ヶ月以上前の結果を今頃だしてくるあたり、記事内にもあるように批判をかわす目的はあるだろう。というかこういう結果を突っ返してきた以上、もう単純にタイミング見計らって「やっぱ補償金払いますからダビング10やりましょう」って話には収まらないだろうと思う。あきらかに双方とも感情的になってきている感じがする。 ちなみにMIAUでもこの問題に関するアンケートを実施していて、これは締め切りが5月30日、すなわち今週金曜日までであ
多くのネット住民およびジャーナリストの努力により、児童ポルノ法改正案の根拠がグダグダなのが明らかになったわけだが、今度はまた新しく物騒な法案が自民、民主両党から提出されようとしている。自民党案では「青少年の健全な育成のためのインターネット利用による青少年有害情報の閲覧の防止等に関する法律案」となっているが、長いのでここでは便宜的に「青少年ネット規制法案」と呼ぶことにする。 この法案は、18歳未満の青少年に有害情報を閲覧させないようにすることで、青少年の健全な育成に寄与することを目的としている。ここで想定されている有害情報とは、平たく言えば「わいせつ」「人死に」「犯罪」「売春」「薬物」「いじめ」「家出」などである。これら有害情報の基準は、内閣府に新たに委員会を設置して、そこが判断することになっている。 そしてこれらを実現するために、ネットに関わる多くの企業や個人に責任が分担される。まずWeb
放送と通信の融合において、ネットでどのように映像コンテンツを配信するかという技術に関しては、NTT東西のIPv6網を使って、光ファイバーで行なうというのが現実的な解であることは、すでに分かっている。まだ地上波放送の再送信は行なわれていないが、すでにいくつかのVODサービスがCS放送の再送信を開始しており、技術的にはすでに見えてきているところだ。 複数のリアルタイム放送、例えば首都圏であればNHK総合からテレビ東京までの全7チャンネルをネットワークで伝送する方法としては、IPマルチキャストという技術が使われることになる。IPマルチキャストの特徴としては、ネットワーク(WAN)中のノードがパケットを複製して分配して下流に流しているので、大本の送信者への負担が少ないことが挙げられる。 これに対して、今までのVODやWeb上のストリーミングで使われている技術を、ユニキャストという。これはリクエスト
定価付けて売るってか。しかもHD DVDって。 いやNHKのかぐや映像の話なんだけど。 日本国民の税金で打ち上げた探査船に、日本国民の受信料で備え付けたハイビジョンカメラの映像を、セルメディアとしては負け組決定のメディアに入れて売ると。 お金ってコワいねー。正常な判断狂わせるよねー。 この記事へのトラックバックURL http://blogmag.ascii.jp/admin/mt-tb.cgi/1005 トラックバック一覧 【コレは酷い】人類共有の財産を独占販売する狂気 [ にっき (n-yoshi@lares) ] 「コデラノブログ 3」でも指摘されておりますが、全く酷いハナシです。sb IT!from 「月探査機「かぐや」が撮影した月と地球のHD映像がHD DVD化......
先のデジコン委員会で思ったことの続き。 冒頭中村伊知哉氏の発表にもあったことだが、果たしてテレビ番組をネットで有償で見るという市場が成立するのか、という疑問に対しては、考えていく必要があるように思う。それは、今の無料放送のうち、金を払ってみたいものがどれだけあるのか、という疑問でもあるだろう。 現状テレビ番組の権利の持ち方は、徐々に変わってきている。アニメはネットでも人気の高いコンテンツの1つだが、これらは徐々に映画のような制作委員会制度に変わってきて、権利を委員会、まあ有り体に言えば複数のスポンサー集団が持つようになった。つまりテレビ局からの制作費を当てにしないことで、権利的にも独立した状態が作れるわけである。 これらの方式で制作されたアニメーションは、フィニッシュをテレビだと考えていない。むしろ無償で放送するテレビはプロモーションだと考えて、その後セルDVDやレンタル、キャラクター商品
本日はデジコン委員会の傍聴に言ってきた。AV Watchにも記事が出ているが、ネットを使ったコンテンツビジネスに関して放送局側の言い分はというと、ネットの違法アップロードが駆逐されない限り、危なくってやれるか、というニュアンスを強く感じた。それよりも、既存のインフラである放送やDVD販売といった形態と、ネットビジネスが競合するならば、やるメリットはない、ということである。 一方通信インフラ側は、積極的にネットによるコンテンツビジネスを促進していきたいが、著作権処理のリスクが大きいという。権利者側は、権利をクリアするのがリスクだという意識では、そもそも流通は無理なんじゃないか、と言う。 アジア圏ではP2Pによる映像交換が盛んで、アニメ販売市場が崩壊してしまっているという。いやだからこそ、同じ土俵で正規のネットビジネスを立ち上げなければならないと思うのだが、彼らは違法P2Pが蔓延した米国で成功
先に挙げたエントリー、著作権表示ではなく「ちゃん」の略称であるということ、ごめんオレ素で知らなかった。それに関しては、すごすごとエントリーを消すのもずるいので、そのままさらしておく。ブクマでバカ扱いしてくれ。 しかしだな、あのCは小文字じゃないからマルシーとは違うと言っても、他にアルファベット文字がないので、そのサイズからは大文字か小文字か判然としないのではないか。まあこのようなシャレは、いかにも子供が喜びそうなことで、メールなど私文書で使う分には問題ないと思うが、仮にも雑誌という「情報発信メディア」でそれを臆面もなく使うというのは、よろしくないと思う。 まあ負け惜しみにしか聞こえないかもしれないが、僕の範疇であるテレビでは、まずこういう表現はヤバくて使わないな。仮にも法文で指定されたマークの類似物を、ごく一部の慣例に基づいて使用するということは、メディアとしてはあり得ないよ、というのがオ
18日に開催された私的録音録画小委員会では、ダウンロード違法化は不可避との見解が出された。個人的には、そもそも補償金委員会がなんで私的複製のような大問題を扱う権利があるのか、と言いたいところだが、前代未聞の数と言われたパブリックコメントが、完全に無視された格好である。 そもそも著作物流通推進室長が、「うち7割がテンプレート」と発言していたのは、ロクに法人でもないユーザー団体がこしらえたテンプレートなど笑止、という意味か。 ようしわかった。じゃあこっちもちゃんと法人登記して、きっちり消費者団体としての体裁を整えてやろうじゃないか。 舞台は国会に移った。政治家は票に繋がらないからといって著作権やIT周りのことをやりたがらないが、じゃあこの動きを票に繋げてやろうじゃないか。すでに政局は十分に不安定で、票の力が意味を持つ時期も近づいている。 まだだ。まだ終わってない。俺たちは超がんがる。力を貸して
ネット住民のネコ好きはよく知られたところであるが、この度、しなやかなネコのキャラクターイメージを掲げる団体を立ち上げた。「インターネット先進ユーザーの会」(Movements for Internet Active Users、通称「MIAU」)である。 ここ2~3年前から、デジタルコンテンツと著作権に関わる議論、あるいは委員会が数多く開催されるようになってきたのは、すでにご承知の通りである。だが、どうだろう。それらの委員会を経て、我々消費者にとって何かプラスに働く事例があっただろうか。 思い返してみれば、消費者の意向が反映されたのは、2005年の「文化審議会 著作権分科会 法制問題小委員会」において、録画録音補償金に関しては補償金制度の廃止を含めて議論すべき、との結論が出されたこと以降、ないように思う。それほどあの結論は、画期的だった。 ただこれも、後に招集された「文化審議会 著作権分科
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