山口県岩国市は2月27日、市が運行を委託する市生活交通バスで、運転手が路線途中で折り返し運行を繰り返していたと発表した。乗客がいなくなった際に運転手の判断で終点まで行かず、引き返していたらしい。市の調査では少なくとも18年以上前から続いていたという。 この路線は、第三セクターの錦川鉄道に委託している錦地区の寂地線で、錦中学校前〜寂地登山口(34・5キロ)を朝夕1日2便運行している。 終点より1・5〜6・7キロ手前にある寂地峡入口、地蔵前の各バス停で引き返していたという。責任者を含め、8人全員の運転手が続けており、業務日誌には折り返した分の走行距離を記入していた。