理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダーが早稲田大に提出した博士論文を調べていた早大の調査委員会の報告書をめぐる報道について、小保方氏の代理人の三木秀夫弁護士は22日、「博士論文のもととなった実験については『実在性あり』と認定しているのに、これらの部分がほとんど紹介されておらず、許容できない」などとするコメントを発表した。 三木弁護士は、調査委員会の報告書については、「かなり詳細に調べてもらったと評価している」とする一方で、各社の報道に対しては、「マイナス面だけが大きく取り上げられており、大学の最終判断にも大きな影響を与えかねない」と批判した。三木弁護士によると、21日に電話で話した小保方氏は、「私から報告書の概要は伝えたが、報道の内容にはかなりショックを受けていた」という。