スマートフォンでゲームをしながら、地域を見回る防犯ボランティアが東久留米市で活動している。 米グーグルのゲームアプリ「Ingress(イングレス)」は、全地球測位システム(GPS)を使い、名所旧跡や公園などを実際に訪れ、「陣地」を広げていくゲームだ。 深夜、このゲームに参加して街を歩き回り、警察の職務質問を受けた経験がある同市の会社員斎藤健二さん(36)が、市の防犯ボランティア募集を知り、同じ悩みを抱えるゲーム仲間を誘って活動を始めた。 午後10時、市から支給された黄色の腕章やベストを身に着け、6人がスマホ片手に見回りに出発。1時間以上歩いた斎藤さんは「趣味と地域貢献が両立できる活動を広げていきたい」と話していた。