東京電力によりますと、午後2時20分現在、東京の立川市と武蔵村山市で、あわせておよそ400世帯が停電しているということです。 東京電力が復旧作業を進めるとともに、原因について調べています。
太陽光や風力発電といった再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が発足から2年で、早くも転機を迎えている。経済産業省は30日、再生可能エネルギーの導入がこのまま続くと、一般家庭の1カ月あたりの負担がいまの225円から935円へ4倍強になるとの試算を示した。現状のまま制度を維持するのは困難な情勢で、政府は抜本的な見直しを急ぐ。経産省は同日開いた総合資源エネルギー調査会新エネルギー小委員会で、政府
日本の平成24年のエネルギー自給率が6・0%と東日本大震災前(22年)の3分の1未満に落ち込んだことが18日、経済産業省の集計で分かった。東京電力福島第1原発事故後、「準国産エネルギー」と位置づける原子力の利用が年々減少しているためだ。経産省は6月に閣議決定する25年度の「エネルギー白書」に盛り込む。 エネルギー自給率は、石油や天然ガスなど電力や都市ガスなどに使われる原料・燃料のうち、自国内で確保できる比率。原子力を含む1次エネルギーの自給率は、震災前の22年に19・9%あったが、原発事故のあった23年には11・2%、24年は6・0%と年々大きく減っている。 昨年9月には、関西電力大飯原発3、4号機(福井県)が停止し、国内の稼働原発はゼロとなったため、25年のエネルギー自給率は6%をさらに下回るとみられる。 経済協力開発機構(OECD)に加盟する先進34カ国のエネルギー自給率を比べると、日
新たな地下資源として注目される「シェールオイル」と呼ばれる原油の商業生産を石油や天然ガスの採掘会社、石油資源開発が国内で初めて秋田県由利本荘市の油ガス田で今月から始めたことを発表しました。 シェールオイルは「けつ岩=シェール」と呼ばれる硬い岩石に含まれる原油の一種で、新たな地下資源として注目されています。 国内では、石油資源開発が秋田県由利本荘市の「鮎川油ガス田」で、おととし10月から、生産に向けた実証実験を行ってきました。 その結果、採算が取れる形でシェールオイルの生産が可能になったとして、国内で初めて、今月1日から商業生産を開始し、西日本の製油所などに向けて、原油の販売を始めたことを7日、発表しました。 石油資源開発によりますと、1日の生産量は35キロリットルで、国内で現在生産されている原油の1%から2%程度に当たるということです。 石油資源開発の村橋庸也秋田鉱業所長は「初めてのことで
太陽光で発電した電気の固定価格買い取り制度を巡り、経済産業省は、発電の認定を受けたのに事業を進めようとしない約670件の業者の認定を取り消す。 業者から事情を聞いた上で、3月にも初の取り消し処分に踏み切る。発電用の土地と設備のいずれかしか準備していない約780件についても、8月末までに両方を確保しなければ認定を取り消す方針だ。 同制度は、事業者が認定時に設定された価格で電力を電力会社に売れる仕組み。制度が始まった2012年度の太陽光の買い取り価格は1キロ・ワット時あたり42円と高めに設定され、電気料金に上乗せされている。 買い取り価格はその後、低下しているが、認定時点の高い価格で電力を売れるため、多くの企業が参入を表明。しかし、もうけが大きくなるように、太陽光パネルが値下がりするまで事業を始めない業者が続出していた。認定制度には発電開始の期限はないが、経産省は太陽光の普及の妨げになる
灯油の値上がりが止まりません。価格はこの10年で倍以上に。厳冬の北国で悲鳴があがっています。 (芦川章子) 「もう限界。これ以上どこをきり詰めればいいのか…」 盛岡市。氷点下の日がつづきます。雪が舞い、軒下にはつららが…。 福祉灯油切実 田中陽子さん(仮名、59歳)は、障害をもつ娘と2人暮らし。自身は事故の後遺症で思うように動けません。 1カ月の生活費は、娘の障害年金に自身の生活保護費、冬だけ生活保護に加算される「冬季加算」約2万円を足した約14万7千円です。 電気・ガス代に計約2万円、灯油に計2万円が消えます。昨年は合計3万円で収まっていました。 家は、築45年の木造住宅。壁や窓にはビニール製の自作の“断熱材”を張り、寒さと隙間風をしのいでいます。 夜はマイナス10度を下回ることも。寒さで体が痛み、ほとんど動けない日もあります。「ストーブをたかずには生きていけない。灯油はコメより大切」
【中村純】県が今夏から、本庁舎など主要施設の電力調達先を東京電力から新電力(PPS)に切り替えたことが分かった。2011年の福島原発事故以降、東電を痛烈に批判し続ける上田清司知事だが、“天敵”の明かりから逃れ、落ち着いて執務ができそうだ。 一般競争入札で2社が入札し、「F―Power(エフパワー)」(東京都品川区)が今年7月から来年6月まで1年間分として約2億1800万円で落札した。県によると、東電の単価計算よりも約500万円以上の削減になるという。 県内25カ所の出先機関もすでに新電力に切り替えており、水道関係を除く所有施設の大半で「脱東電」が完了した。 原発事故をきっかけに、上田知事は「人類史上最大の迷惑企業」などと東電批判を繰り返し、首都圏では際だつ総額5億円の損害賠償を請求している。 豊富なコンテンツをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方
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