2007/06/22 装置産業ともいわれる銀行業ではITシステム開発にどれだけのリソースを投入するかで競争力が決まる面がある。国内最大の総資産を持つ三菱東京UFJ銀行も同様だ。6月22日に都内で開催された「ITmedia エグゼクティブ オープン記念セミナー」で講演した三菱東京UFJ銀行の執行役員 システム部長 根本武彦氏は、「旺盛なシステム需要にいかに応えるかが課題の1つ」と話した。 確かに三菱東京UFJのシステム需要は旺盛だ。半年に立ち上がるプロジェクトは1000以上。700のプロジェクトがリリースされる。システム部は加えて2006年の旧東京三菱銀行とUFJ銀行のシステム統合を主導。現在は次のフェイズとして未統合の勘定系システムの統合を進めているという。「この1年で2500人を投入した。日本中の技術者をつかんで離さないため、私は“歩くブラックホール”と自ら称している」(根本氏) システ