【ニューデリー時事】インド政府当局は25日、1週間以上続く熱波による死者が南部2州で430人を超えたと明らかにした。地元メディアが報じた。全土での死者は500人を超えるとみられ、当局は長時間の外出を避け、十分に水分を補給するよう促している。 インド各地で最高気温が45度を超える中、南部のアンドラプラデシュ、テランガナ両州では50度近い気温を記録した。州政府関係者によると、主に高齢者や屋外で働く労働者が熱中症で死亡。少なくとも今月いっぱいは猛暑が続く見通しという。 熱波は4月下旬から続いているが、週末を境に各地で気温がさらに上昇。首都ニューデリーも25日、今年最高となる45.5度を記録し、熱風が吹き荒れた。