10月4日、豪雨によるタイの洪水被害で、世界遺産に登録されている古都アユタヤの寺院チャイ・ワタナラム(写真)も被害の危機にさらされていることが明らかになった(2011年 ロイター/Chaiwat Subprasom) [バンコク 4日 ロイター] 7月中旬以降に少なくとも224人の死者が出ている豪雨によるタイの洪水被害で、世界遺産に登録されている古都アユタヤで400年の歴史を持つ寺院チャイ・ワタナラムも被害の危機にさらされている。当局者が4日明らかにした。 チャイ・ワタナラムは首都バンコクに向かって流れる大河、チャオプラヤ川沿いにある。アユタヤ県の知事によると、川の水位は1.5メートルまで上昇し、派遣された兵士150人が堤防の補強作業にあたっている。アユタヤ県内にある歴史的寺院500カ所のうち200カ所以上が洪水被害を受けたという。 海抜2メートルと低地にあるバンコクの洪水被害も深刻だ