東日本大震災の被災地支援を目的とした、東北地方の高速道路の新たな無料化制度が1日午前0時から始まった。岩手、宮城、福島3県全域と青森、茨城両県の一部は全車種が毎日無料になる。秋田、山形両県全域と青森、新潟両県の一部も観光振興のため、自動料金収受システム(ETC)を搭載した普通車や軽自動車などに限り、土日と祝日は無料になる。 6月に始まった東北地方の高速無料化は、制度を悪用したトラックが相次いだため、9月以降は震災の被災者と東京電力福島第1原発事故による避難者に限定していた。12月からは再び一般利用者にも広げる。実施期間は来年3月31日まで。 無料になるのは対象路線の走行分のみで、対象路線外は有料。ただ、原発事故の避難者と被災地支援対象エリア内の市町村から外へ避難した被災者は、対象路線で高速に乗るか降りるかし、出口料金所で必要な書類を提示すれば、全区間が無料になる。 【関連記事】