この世界には2種類の人間がいる 服を着てトイレに入る人間と、服を脱いで用を足す人間だ・・・ 人間(にんげん、英:Human)とは本来、言語を現在(いま)在る様な状態で使用し、心の中で言語を用いて思考し、言語を道具として、相手の関心を自分に惹き付け、言語の間に隠れている心情を考えて読み取り、以てコミュニケーションを成立させるサルであった。しかし20世紀後半に思考能力を自発的に完全に放擲し切った為に、1950年代当初は団子状のタンパク質に認知機能がつけた便利なラベルだったが、1970年頃から無機的で空っぽで、中間色でニュートラルな空の器と化しており、21世紀も20年経過した現在では手前らが創り出した物体に所有されるだけの存在に成り果てている。 人間が自分達を呼ぶときは「敵」「味方」「塵」と「奴隷」ばかりで、「人間」という生命の種を表すラベルから自分達を捉える事はなく、種の保存に関心もなければ、