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東京裁判に関するD_Amonのブックマーク (7)

  • Non-Fiction(Remix Version) | パール判事――もう一つの典型

    昨日放映されていた「NHKスペシャル|パール判事は何を問いかけたのか ~東京裁判・知られざる攻防~」を見そびれてしまった。22日の深夜に再放送ということなので覚えておこう。 実は昨日の夜になって黙然日記さん経由でこちらの記事を知ったのであり、放映しているのを知った時点で間に合わなかったのだけど。の方は今日購入して読み終わったところである。 パール判事といえば、自称愛国者の人たちが好んでこの人の言葉を引用して「日は悪くなかった」という時の根拠にしていたりする。だが、上記の紙屋研究所の書評にもあるように、パール判事は日の行為を決して肯定してはいない。むしろ、戦犯たちの無罪を主張する時に使ったロジックは、日の帝国主義をも否定していると考えた方がいいだろう。 それだけではない、現在彼らが主張しているような九条見直しだとか、対米従属路線(慰安婦に対する謝罪決議案のためにだいぶ揺らいでいるみた

  • 田中宏巳、『BC級戦犯』、ちくま新書 - Apeman’s diary

    著者は書執筆当時防衛大学校教授。外務省所蔵の関連資料が98年に公開され、特集を組んだ読売新聞のプロジェクトに参加したこと、およびオーストラリアの国立戦争記念館所蔵の資料を閲覧したことなどの成果である。 著者は自身の狙いを次のように語っている。 書の目的は、太平洋戦争を総合的多面的に論じながら、戦争の一部分としてBC級戦争犯罪を取り上げることである。換言すると、戦争犯罪の背景まで包含する戦争歴史を組み立て、その中で戦争を考え、戦争犯罪を検証することであった。しかし「二兎を追って一兎も得ず」のことわざ通りにならないように努めたつもりであったが、どうも二兎を捕らえそこなったのではないかと不安にかられている。 一読した印象としては、「やはり不安は的中してるんじゃぁ」というもの。しかしその原因の大半は、新書というフォーマットにあると思う。もともと新書で書けるテーマだとは思えない。他方、「戦争

    田中宏巳、『BC級戦犯』、ちくま新書 - Apeman’s diary
  • 老若男女ヲ問ワス徹底的ニ掃蕩ス - Apeman’s diary

    すでに一部を紹介した秦郁彦、『昭和史の謎を追う』(上下、文春文庫)から、いくつか紹介。 まずは第17章「マレーシア虐殺報道の奇々怪々」。章題からは虐殺の存在に懐疑的であるかのような印象を受けるが、実際にはそのようなことはない(犠牲者数について諸説あることは指摘されているが)。それより興味深いのが、林博史によって発掘された第五師団歩兵第十一連隊第七中隊の陣中日誌が紹介されているところ。中国戦線で戦った部隊の戦闘詳報、陣中日誌にも捕虜の殺害や、敵性住民のうち子供と老人を除く男性を殺害したことについてはしばしば記載があるが、第一大隊からの命令による1942年3月、ネグリセンビラン州における「討伐」では、「鉄道線路及線路の両側500米以外の支那人及英国人は老若男女を問わず徹底的に掃蕩す」、と記載されているというのである(427頁、仮名遣いを改めた)。陣中日誌に記載されている以上、現場の暴走ではなく

    老若男女ヲ問ワス徹底的ニ掃蕩ス - Apeman’s diary
  • 安倍晋三官房長官のサンフランシスコ講和条約第11条に関する答弁 - Apeman’s diary

    平成18年02月14日、衆院予算委員会 ○岡田委員 (前略) それでは次に、東京裁判についてどういうふうにお考えなのか、今度は外務大臣にお願いします。 ○麻生国務大臣 東京裁判に関してのいわゆる外相の見解やいかにということなんだと思いますが、少なくともこの極東軍事裁判というものなんだと思いますが、これにつきましてどういうような考えを持っておるかという御質問ですか。 どういう考えを持っているか。少なくともこの極東軍事裁判所におきましては、被告人が平和に対する罪によって犯罪を犯したとして有罪判決を受けたということが事実なんだと思っておりますが、どういう感想を持っておられるかという意味がちょっとよくわからないんですが、この戦争、意味、あれにつきましては、そういう意味です。そして、それが、サンフランシスコ平和条約第十条だか十一条だったかと記憶しますが、それによりましてこの極東軍事裁判というものの裁

    安倍晋三官房長官のサンフランシスコ講和条約第11条に関する答弁 - Apeman’s diary
  • Apes! Not Monkeys! はてな別館 - 箸にも棒にもかからぬ愚論、「受諾したのは判決だけ」

    あちこちでコピペされているのが「小林よしのり氏が「ゴー宣・暫」の中でネット保守との共闘を求める」というネタ。それが当かどうかなんてどうでもいいのだが、ともかくそのネタによれば「今後、講和条約第11条の件でデマを流している知識人がいたらただちにネットで攻撃してくれ」とされているんだとか*1。「講和条約第11条の件でデマ」というのはもちろん、「日はサンフランシスコ講和条約第11条によって、連合国による軍事裁判を受けいれた」という主張を指すわけである。 それにしてもあれだね。「裁判全体を受け入れた」という主張に賛成しないのは勝手だけど、日政府がとっている立場と同じことを言ったら「デマ」呼ばわりとはね(笑) このネタに早速反応しているのが野良氏。 野良 『「第11条を受諾したんだから、東京裁判の趣旨と判決理由も全て受け入れたんだ」という主張をしているブログは時々みかけますね〜。 小林よし

    Apes! Not Monkeys! はてな別館 - 箸にも棒にもかからぬ愚論、「受諾したのは判決だけ」
  • bat99の日記 石毛事件

    最近Apemanさんの所で話題になっている「ごぼうを捕虜にべさせて有罪になったB級戦犯」は都市伝説? - Apeman’s diaryについてだけど、このエントリのコメント欄で言及されている捕虜に灸を据えて有罪となったB級戦犯について書かれたを見つけた。 法廷の星条旗―BC級戦犯横浜裁判の記録 作者: 横浜弁護士会BC級戦犯横浜裁判調査研究特別委員会出版社/メーカー: 日評論社発売日: 2004/07メディア: 単行 クリック: 12回この商品を含むブログ (4件) を見る この事件は神奈川県の日鋼管川崎工場(現在のNKK京浜製鉄所渡田工場)内に設置された東京俘虜収容所第五分所*1を舞台とする捕虜虐待事件である。 分所長であった石毛通冶と警備員であった軍属・斉藤正吉(仮名)同・矢田泰夫(仮名)が戦犯として裁かれた。 分所長であった石毛の罪状として挙げられたのは十分な医療や適切な

    bat99の日記 石毛事件
  • ゴボウの件、続報 - Apeman’s diary

    「ゴボウをべさせて戦犯となった」というはなしについて、両親に電話して情報源を問うてみたところ、かの『私は貝になりたい』であることが判明。このエピソードが広く知られていながら具体的な情報に欠けている理由が分かったような気がする。ネット上の情報、両親の記憶も分かれていて主人公(フランキー堺)がゴボウをべさせたと記憶している人、ドラマ中で語られる別人のエピソードとして記憶している人(ちなみに、父が前者、母が後者)というぐあい。そのなかで、つい最近ケーブルテレビで放映されているのを視聴されたという方の報告(こちら)はかなり信頼性が高いと思われる。というのも、先のエントリで引用した参議院法務委員会の議事録での「ごぼうをわしたところが、それが乾パン代りに木の根をわして虐待したというので、五年の刑を受けたという、こういう例もあるのだ」という記述と一致するからだ。この法務委員会が1952年、ドラマ

    ゴボウの件、続報 - Apeman’s diary
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