2010年05月21日 23:02 まおゆうにはいない、目を瞑らない愚かさとしてのリア王子。ピーター・S・ビーグル「最後のユニコーン」 完全版 最後のユニコーン 他人であることがいったいどういうことかということを我々に想像させてくれるのだ。それは我々が思いやりというものを身につけるための道である。 (レイモンド・キトリッジ「不死身なるもの」) 前回、ファンタジー漫画のお勧めを挙げたので、今回はファンタジー小説のご紹介をさせて頂きますね。ファンタジー小説の御三家「指輪物語」「ナルニア国物語」「ゲド戦記」は素晴らしいですが(僕はナルニアが子供の頃に嵌ったので一番好きですね)、これらについては多くの人が取り上げているので、ここでは、あまり知られていなさそうなお勧めファンタジー、ピーター・S・ビーグル「最後のユニコーン」を取り上げます。 ハガード王もリア王子もドリンもあんたも僕も、みんなお伽話の中