Aug 29, 2007 ★ 「一大敵国」大阪朝日新聞社はどうして軍部に屈服したのか? 今西光男 『新聞 資本と経営の昭和史』 朝日選書 (新刊) 後篇 テーマ:政治について(19858) カテゴリ:経済 (この日記は前編からの続きですので、こちらからお読みください) ▼ あとは、一瀉千里であった。 「竹槍では間に合わぬ、航空機だ」と書いただけで、東条英機から懲罰徴兵を食らわされそうになった、毎日新聞記者・新名丈夫(懲罰徴兵ではないという建前のため、新名記者と一緒に丸亀連隊に徴兵された250名は、全員、あの硫黄島で玉砕させられてしまう)。 用紙不足。 新聞共同印刷。 「一億玉砕」を叫ぶ朝日の記事には、 『軍神』を読んだ後では、むしろ、悲しみさえ伝わってくる。 米内・小磯の間をとりもち、小磯内閣を誕生させた緒方は、国務相・情報局総裁の就任を断ることができなかった。 座右の銘が「