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戦争と本に関するD_Amonのブックマーク (6)

  • 戦争を語り継ごうブログ 「地獄の日本兵」を読んで

    飯田進著「地獄の日兵 ニューギニア戦線の真相」(新潮新書、08 年7月)というを読みました。 著者の飯田進氏は1923年生まれで、1943年志願して海軍民政府職員と なり、資源調査隊員としてニューギニアに赴任。激戦の地で無事生き 延びて終戦を迎えましたが、戦犯として重労働20年の刑に服しました。 このはそうした飯田氏のちょっと変わった体験を綴ったものと思っ て買ったのですが、自分自身の体験の記述はごく一部で、ニューギニ ア戦線で戦った多くの軍人の体験記等からの引用が主体となっていま す。 そしてこので著者が言いたかったのは、<太平洋戦争中の戦死者で もっとも多い死者は、敵と撃ち合って死んだ兵士でなく、日から遠 く離れた戦地で置き去りにされ、飢え死にするしかなかった兵士たち なのです>ということです。 そこに描かれているのは、蝶々や蜘蛛はいうに及ばず人肉までも口に する飢え、果てに

  • 渡辺清「砕かれた神」 - 歌ったらアカン歌なんてあるわけないんだッ!

    砕かれた神―ある復員兵の手記 (岩波現代文庫) 作者: 渡辺清出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2004/03/16メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 90回この商品を含むブログ (15件) を見る 以前紹介したジョン・ダワー「敗北を抱きしめて」の中でこのの文章がかなり長く引用されていた。 ↑では岩波現代文庫を挙げているが、図書館で借りて読んだのは評論社のもので「昭和52年4月29日 初版発行」とある。ちなみに朝日からも出版されているようなので、ひょっとすると結構有名なだったりするのだろうか。 筆者渡辺清は1926年生まれ。1941年に海軍に志願し、レイテ沖海戦にも参加。撃沈された武蔵にも乗っていた。 書は、昭和二十年九月二日から翌年四月十九日までの日記の体裁をとっている。皇国思想に染まりきっていた「おれ」は、敗戦のショックもさることながら、天皇がマッカーサーに屈服し、また

    渡辺清「砕かれた神」 - 歌ったらアカン歌なんてあるわけないんだッ!
  • 戦争映画の解説書を出版します! - Spike's Military Affair Review

    来月、私が書いたが出版されることになりました。タイトルは「ウォームービー・ガイド -ー映画で知る戦争と平和」です。 この戦争映画の解説書でありながら、軍事問題に関する入門書にもなっています。テーマ別に厳選した戦争映画22作品を取り上げて解説しています。だから、映画ファンから軍事問題に関心がある人まで、広く読んで頂けます。特に、「プライベート・ライアン」「プラトーン」については、チャプター別に詳しく解説し、戦争の最も大きな要素である陸上戦闘に関して詳しく解説しました。 従来の映画メディア、軍事メディアとは違った視点で解説した点で、日で最初の格的な戦争映画の解説書になりました。これまで戦争映画の解説書はありましたが、大抵はマニア向けに偏向した内容で、軍事問題を考えるための知識として活用するには問題がありました。このは、戦略・戦術から、戦争と平和を考える上でのポイントまでを網羅してお

  • 中島岳志『パール判事』

    中島岳志『パール判事』 まったく偶然であるが、新聞などの予告をみると、日(07年8月14日)放映されるNHKスペシャル「パール判事は何を問いかけたのか〜東京裁判 知られざる攻防〜」(午後10時・総合)は、中島の書『パール判事』の主張をほぼ番組化したものになりそうである(付記:今見た。すばらしい内容。この中島の中身の反映もさることながら、東京裁判が結論の決まった単なる茶番劇ではなく、判事同士の激しい確執のある、きわめて動的なプロセスであったことが浮き彫りになった番組だった。そして東京裁判の「成果」が平和憲法や国際司法の発展に寄与していることもわかるものになっている)。 ぼくは今、東京裁判について書かれたものをいくつか読んでいるが、東京裁判そのものが膨大な資料があるために、とても「そのもの」を読むところまでいかない。たとえば冨士信夫『私の見た東京裁判』(講談社学術文庫)にしても、裁判の全

  • http://www.doblog.com/weblog/myblog/7844/2613663

    D_Amon
    D_Amon 2006/12/16
    購入済。カミさんの知り合いの女子大生に貸したことあり。レシピ通り作ってみたら不味くて食えたものではなかったが祖母は懐かしがって喜び、それからその時代の食事の再現に熱心で、家族で困惑しているとのこと。
  • ナチズムとスターリニズムの「神々の黄昏」ならぬ「総統の黄昏」/ベルリン陥落1945 - アケガタ

    ■[読書][ソ連]ナチズムとスターリニズムの「神々の黄昏」ならぬ「総統の黄昏」/ベルリン陥落1945 独ソ戦最後の三ヶ月の記録。 ベルリン陥落 1945 作者: アントニービーヴァー, Antony Beevor, 川上洸 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2004/07 メディア: 単行 ドイツ女性の匿名日記、今は「奇妙な時代だ」と。 人は進行中の歴史を体験し、いつの日にか歴史書に記載されるような事柄を体験している。でも、そのなかで生活していると、すべてが瑣末な心配ごとや恐怖のなかに埋没してしまう。歴史って、とてもしんどいものだ。明日はイラクサ採りと石炭拾いに行かなければ。 東部戦線帰りのドイツ兵 もし相手が勝ったなら、そしておれたちが占領地でやったことのほんの一部でも敵がここでやったら、ドイツ人なんか数週間で一人も残らなくなるんだぞ。 イリヤー・グリゴーリエヴィチ・エレーンブール

    D_Amon
    D_Amon 2006/12/10
    「彼らが祖国を裏切ったのではない。祖国が彼らを裏切ったのだ。これら不運な人びとが祖国をあざむいたのではなく、陰湿な祖国が彼らを裏切ったのだ」
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