気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 今年4月に鹿児島県・佐多岬沖で起きた水中翼船トッピーの事故を覚えているだろうか。この船は、米国の航空機メーカー、ボーイングが技術開発した高速船で、十数年前から日本メーカーがライセンス生産している。時速80キロという高速で海上を飛ぶように走る。事故は、航行中に何物かに衝突して急停止し、乗客乗員112人の負傷者を出したというものだった。 この事故では、国の事故調査委員会が設けられて、事故原因の調査解析が行われた。当初、鯨にぶつかったとの見方があったが、調査委員会では結局、水面下に隠れた流木に衝突したという結論が出された。後日、調査委員会の報告書を読んで驚いた。不十分と言うか、論理的に理解できないことが少なくなかったからだ。 稚拙な事故報告書への疑
突如として浮上した感のある日韓メーカーの液晶カルテル疑惑。真相究明は今後の調査に委ねられる。事実ならば成長市場に水を差す由々しき問題だが、半導体やディスプレー分野を長くウオッチしてきた半導体産業新聞の泉谷渉編集長は、「全くの濡れ衣」と断言。背景に巨大市場を巡る米国の思惑が見え隠れしていると分析する。(聞き手は、日経ビジネス編集委員=水野 博泰) NBO 今回の液晶カルテル疑惑は、日米韓の司法当局が連携している形を取っていますが、米国が日韓のメーカーを狙い打ちにしたように見えます。しかも唐突感がある。背景には何があるのでしょうか? 泉谷 この件の背景を理解してもらうためには、少し遠回りして説明しなければなりません。 ディスプレーとか半導体というのは日本の基幹産業です。ところが、一般的な論調はすごく悲観的ですよね。日本の半導体はダメ、エレクトロニクスもダメ、デジタル家電もダメ、システムLSI(
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