霊感商法などの被害が問題となっている統一協会の偽装組織「世界平和女性連合」の活動家が、神奈川県厚木市の複数の市立小学校で少なくとも三回、「外部講師」として教壇に立っていたことが判明しました。正体を隠して地域や教育現場につながりをつけ、違法伝道や霊感商法に引き込むという手口に、被害救済団体などが注意を呼びかけています。 市教委によると、市内の小学校が昨年と今年、モンゴル滞在歴があるという同連合の女性三人を招へい。二年生を対象に、国語教材のモンゴル民話関連授業として講義しました。そのうち一人は三年前にも、別の市立小学校で講義しています。 市教委は「地域の人材を生かすために招いているが、女性連合のことは知らなかった。今後注意するよう全校に伝えた」としています。 全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)によると女性連合は統一協会がつくった「隠れみの」で、信者勧誘や資金集めの窓口的な組織。全国弁連は