先日、NHKスペシャル「グーグル革命の衝撃 ~あなたの人生を“検索”が変える~」を見ていたのですが、その中で毎月約7600ドル(約92万円)の収入を得て、大学をやめ、仕事を探さず、AdSenseだけで生きているというケースが出てきました。 が、日本で同じ事をしようとしても現時点では無理です。 というわけで、NHKの取材が取りこぼした真実を以下に書こうと思います。 ◆AdSenseだけで生活できるのか? まず海外でAdSenseだけで生きている人がいるというのは本当です。 ですが、1クリックあたりが平均して日本円で40円。大体ざっと調べてみると、1クリック当たりの単価が米国では最大で日本の約10倍。つまり、NHKの番組で出てきたような生活をする人というのは日本では実際のところ、ほぼ無理です。同じアクセス数を誇って、同じクリック数であっても、日本では収益が大体10分の1ぐらいにしかならないとい
初対面の人との会話で最近印象的だったのは、「何階建てですか?」という質問だった。曰く、自社ビルとして何階建てのビルを持っているのかということで、彼の考え方としては、自社ビルを建てるくらいの収益がある事業をやっていない人間にはあまり興味がない、ということである。 【企業・個人の目的】 1. 金をつくろうとしている 2. 富をつくろうとしている 3. 金と富をつくろうとしている ここでいう富とは、ポール・グレアムが「ハッカーと画家」で言っているような、人に何らかの幸福感を与えるものすべてである。例えばそこには祖母の肩叩きをすることも含まれるし、大切な人のために料理に腕を振るうことも含まれるし、困っている顧客にアドバイスをすることも含まれる。学術的な発明や発見も含まれるし、道に困っている人に行き方を教えてあげることも含まれるだろう。 企業で活動していると陥ってしまいやすいのが、ボランティアではな
検索業界の巨人Googleはオープンソースソフトウェアのヘビーユーザーであり、数々のオープンソース開発プロジェクトにも積極的に参加している。こうしたプロジェクトに資金を提供することさえあるとChris DiBona氏は言う。 Google(本社:米カリフォルニア州マウンテンビュー)のオープンソースプログラムマネジャーDiBona氏によれば、Googleの社内では「Ubuntu」のようなソフトウェアがいくつも利用されていると言う。Googleは2006年12月、社外の開発者のためにオープンソースライセンスに基づいて「Google Web Toolkit」をリリースした。Google Web ToolkitはWeb 2.0アプリケーションの開発を支援するJavaソフトウェア開発キットだ。 Googleが運営するオープンソース開発者のためのコラボレーションサイト「Google Code」では最近
「What's Wrong with Web 2.0? - Bubble, What bubble ? -」という記事がありました。 面白かったので要約します。 かなりの皮肉がまじった記事でした。 誤訳などの可能性があるので、詳細は原文を参照して下さい。 以下要約ですが、かなり意訳してます。 あと必要なのはユーザだけだ (User driven content: Now all we need is users) Web2.0は、ユーザによる何らかのソーシャルな部分がある事が本質です。 これは、例えばユーザがコンテンツを作成したり、ブログを書いたりコメントをつけたりする事です。 いくつかのサイトは全てをユーザに依存しています。 例えば、Digg.comは完全にユーザに依存しています。 誰もリンクを登録しなければDiggは存在し得ません。 このようなユーザに依存しきったサイトは、ユーザが興味
「Seven rules for Web 2.0 startups」という記事がありました。 面白かったので要約しました。 誤訳などがある可能性があるので、詳細は元記事をご覧下さい。 書いている人はユーザの立場から、Web2.0サイトを構築するときに注意すべき事を書いているようです。 以下要約です。かなり意訳気味です。 1. ユーザが楽に移行できるようにしてあげる事 前使っていたサービスからの移行をスムーズにしてあげる必要があります。 例えば、Vox blogでは最近になって他のブログサイドバーに入れられるHTMLを生成するジェネレータを公開しました。 これによって、他のブログサービスを使っているユーザはVox blogに移動する事を宣伝しやすくなりました。 2. ユーザがサービスを試しやすい事 ユーザからすると、何が出来るかを試すためだけにメールアドレスを要求されるのは嫌なものです。 良
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のミクシィ(mixi)が伸び悩んでいる。ネットレイティングスが発表した調査結果では、PV(ページビュー)では国内で2位につけているものの、06年7月から伸び悩び、ここにきて減少傾向にある。しかも、利用時間が長いのがmixiの大きな特徴だったが、ここでも一人あたりの月間平均利用時間も急激に減少している。ここまで不調にあえいでいるのはなぜなのか。 ネットレイティングスが2006年11月20日に発表した調査結果によると、mixiの月間PVは、05年10月の7億842万が06年7月には27億9,228万へ急激に伸びているが、その後は低調な伸びを示し、06年10月は27億6,630万で、9月の28億4,549万から8,000万PVほど減少した。 11月に入ってからPVはさらに落ち込む さらに、全世界のWebサイトへのトラフィックを集計しているAlexa
Store 256GB on an A4 sheet | Data | Techworld こちらの記事によると、インドの学生Sainul Abideenさんが、A4用紙1枚に256GBのデータを保存する技術を発明したそうです。 従来のデジタルデータの保存は0と1の組み合わせで実現されていましたが、このSainulさんの発明では色と形でデータ保存をするそうです。 その名も『Rainbow Technology』。夢のあるネーミングです。 Rainbow Technologyでは、テキストや写真、ビデオといったあらゆるデータを『Rainbow Format』と呼ばれるカラフルな丸、三角、四角などに変換してデータ保存するそうで、1平方インチあたり2.7GBのデータを保存可能とのこと。A4用紙で計算すると256GB程度になるみたいです。 現行のDVDが4.7GB保存可能であるのに対して、このRa
YouTubeがGoogleに16億5000万ドルで買収された。 ちらほらと噂が流れていたとは言え、このニュースに驚かなかった人はいないだろう。 初代Napster台頭から始まった、「著作権ビジネスにおける既得権勢力と新興勢力とのせめぎ合い」という視点で見た場合、今回の落とし所は間違いなくハッピーエンドであり、YouTubeは大きな2つの「戦果」をネット社会にもたらしたと思う。 1つ目の「戦果」は、YouTubeが16億5000万ドルという具体的な「存在価値」を歴史に刻んだ事だ。 初代Napsterの消滅以降、著作権ビジネスというフィールドでは「革命」は起こせないという諦めムードが支配していた。Napsterの件が無かったならば、iTMSだってもっとラジカルな戦略をとっていたかもしれない。Napsterの失敗の記憶は、多くの新興ビジネスを萎縮させ、より「安全な道」を選択させてきた。 しかし
どうも本気らしいという話は噂に聞いていたが、こんなに早く交渉がまとまって発表されるとは思わなかった。今日10月9日(月)、GoogleがYouTubeを約16億5,000万ドル(in an all-stock deal worth about $1.65 billion)で買収した。 YouTubeは創業から二年たっていない。サービス本格スタートからほぼ一年。それが約2,000億円の価値に変わった。何という加速感であることか。Googleの傘下に入ることは、YouTube創業者にとって、NASDAQ上場よりうんといい話だったのだ。こういう傾向は、今後もしばらく続くだろう。ある種のベンチャーにとっては、GoogleがNASDAQの代わりになったということだ。 前にも触れたが、2006年のGoogleにとってのサプライズ(あるいはネット業界全体のサプライズ)は、YouTubeだけであった。むろ
2.ビジネスリサーチの情報収集 デスクトップ調査 の基本〜アニュアルレポートなど公開情報から… デスクトップ調査 とは、主にインターネットなどを使用して、公開情報を調査して整理・分析を行うものです。「CIAも収集する情報の95%が公開情報」ということで、情報不足とい… 2021.01.28 2021.05.13 1915 view コラム〜リサーチャーの日常 人生を通じてマッチクオリティーを追求する 知識の幅が最強の武器になる という本で初めて知った「 マッチクオリティー 」という言葉は、経済学の用語で、ある仕事をする人とその仕事がどれくらい合っているか、その人の能力… 2021.05.04 2021.05.13 295 view 2.ビジネスリサーチの情報収集 日常的な情報収集・整理術(Feedly+Dropbox) 【 ビジネス 情報収集 と 情報整理 の基本 】いま目の前にあるリサー
昨夜はフランス人の友人夫婦と食事をしたあと、彼の家に寄って食後酒を飲みながらあれこれと話をした。フランスは日本以上の学歴社会だが、彼はその学歴の頂点を極めたゆえ、フランス社会のエスタブリッシュメント層を歩むある種のパスポートみたいなものを持っている。だが三十代半ばのあるとき、彼はそういう「予定された人生」が退屈になって、シリコンバレーに来たいと僕に相談してきた。「グーグルに入りたい」と彼は言った。グーグルが上場する前のことだ。 彼はグーグルにはコネクションを持っていなかったが、某大手ネット企業とは、その欧州部門を通じて深いつながりを持っていたので、僕は彼に、まずはそのネット企業に入ることでビザを取ってシリコンバレーに来たらどうかと勧めた。こっちに来てしまえば、自然にグーグルとのつながりも生まれるだろう。「どうしてもグーグル」と思えば、それから移ればいいじゃないの、と。 彼は僕のアドバイス通
Expired:掲載期限切れです この記事は,ロイター・ジャパンとの契約の掲載期限(30日間)を過ぎましたので本サーバから削除しました。 このページは20秒後にNews トップページに自動的に切り替わります。
いつだったか、たしか今年の2月ごろだったと思うが、友人からおもしろい動画共有サービスがあると話をもらったことがある。メッセンジャーで話かけられたので読み方がわからず、「それ、なんて読むの?」と返事をした記憶がある。そしてあとはご覧のとおり、YouTubeは、あれよあれよと日本でもっとも人気のある動画共有サービスになった。 英語圏のサービスが日本語化もされないまま日本でも普及するのはめずらしいケースだが、動画というコンテンツの特性上、そこで提供されるテキストは英語だろうと日本語だろうと気にされないのかもしれない。動画共有サービスはほかにもいくつかあり、そして今後日本においても日本ベンダ主導でいくつかサービスが開始される予定になっている。 直近に発表されたサービスに動画共有サービス「DivX Stage6」があるのだが、採用している動画フォーマットの点で興味深い。ほかの動画共有サービスなども紹
2006年08月29日10:09 mixi にも越えがたい壁が立ちはだかってきたのだろうか カテゴリインターネット kinkiboy Comment(8)Trackback(11) 9月14日の東証マザーズに上場が迫ってきたmixiは、ニュース記事を追いかけていると今年の7月に登録ユーザが500万人を突破したとか、また『mixiミュージック』が全体公開から1カ月未満で利用者20万人を突破したとか、その勢いが止まることを知らないように感じさせられます。 登録ユーザーが500万人ということは、『2006インターネット白書』によるとインターネット人口は、今年の2月で7,361万9千人ということなので、現時点でざっと7500万人と推定すると、インターネット人口のおよそ7%が登録していることになります。重複登録ユーザーもいるので、もう少し少ないかもしれません。 しかし気になるのは、ご存知の方が多いと
写真1 カリフォルニア州サンマテオにある米YouTube社の本社。ピザ屋と日本料理店の上にオフィスがある。残念ながら今回は取材に応じてもらえなかった [画像のクリックで拡大表示] まずはこの写真を見て欲しい(写真1)。 一見何の変哲もない米国の街角の風景に見えるが,今,世界を騒がせているある会社が写っている。ほかでもない,インターネットの動画投稿・共有サービスを提供する米YouTube社だ。 日本と同様に,米国でもYouTubeブームがまだまだ続いている。そして最近ではその狂乱とも呼べる盛り上がりの中から新たな二つの動きが見え始めた。一つはこれまで謎とされてきたYouTubeの収益モデルが徐々に明らかになってきたこと。もう一つは,これも日本と同様,YouTubeのライバル・サービスが続々と登場してきたことだ(表1)。しかもライバル・サービス各社に取材すると,米国に拠点を置く企業であるにも関
SNSやブログ、「勝ち組・負け組」の分かれ目は:ネット時代の新潮流――CGMとは(5)(1/2 ページ) ブログやSNSなど、CGM(Consumer Generated Media:消費者が生成するメディア)を発生させるプラットフォームが雨後のたけのこのように現れています。国内にはブログサービスは60サイト以上、SNSに関しては、規模の大きいものから用途限定まで含めると優に200サイトは超えており、今後もは増えていくでしょう。 ただ、大半のCGMプラットフォームは、情報発信が活発ではなく、コミュニティーとして成功しているとはいえません。いかに情報発信を増やし、コミュニティーとして繁栄させるかは、CGMプラットフォームでのシステム構築よりも難易度が高いといえるでしょう。 CGM、2つの立場 CGMには2つの立場が存在します。1つは「CGMプラットフォーム運営者」、もう1つは「CGMプラット
「mixiの画像ファイルは1日に23Gバイトずつ増える」---バタラ・ケスマCTO | 日経 xTECH(クロステック) 日本最大のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「mixi」を運営するミクシィのバタラ・ケスマCTO(最高技術責任者)は8月23日,都内で講演し,mixi内の画像ファイルは合計で9Tバイトを超えていると説明した。さらに「1日に23Gバイトくらい増えている」(バタラCTO)という。 バタラCTOによるとmixi内の画像ファイルは2種類に分かれる。つまり,(1)プロフィールの写真やコミュニティのロゴのように頻繁にアクセスされる画像と,(2)日記やアルバムの写真のようにアクセス頻度の少ないものだ。(1)はファイル数が少なく,サイズも合計で数百Gバイトしかないのに対し,(2)はファイル数が多く,合計で数Tバイトに及ぶという特徴がある。 今年の春先、mixiの笠原氏にイ
白状するが、私の家のテレビはUHFが映らない。というわけで東京MXテレビも見たことがない。「Blog TV」については放送開始以来、界隈で話題になっていたわけだが、そういうわけで見ていない。YouTubeにビデオがアップされててそれを見た、という話もどこかで聞いたが、今見たら見つからない。 出演に関する話をメールでやりとりしてる中で、スポンサー(なんだよね?)のテクノラティの方にそのYouTubeの話を出したら、 Youtubeにアップする予定なのですがまだアップできていません。 なんだそうだ。すでに番組前後の様子はアップしてて(発見できない!なんで!?)、そのうち本編もアップしてしまおうということらしい。 他のテレビ局のことを詳しく知っているわけではないのだが、スポンサーがスポンサーであるとはいえ、作ってる側が番組をYouTubeに上げちゃうケースは聞いたことがない。アメリカではNBCが
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く