今年を振り返る、とかやりだすとキリがないので、読んだ本を振り返りたい。 今年出版された本ベスト3 東京から考える―格差・郊外・ナショナリズム (NHKブックス) 作者: 東浩紀,北田暁大出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2007/01メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 118回この商品を含むブログ (252件) を見る ギリギリ2007年出版の本。自分の中での影響もだが、自分の周りへの影響も大きかったような気がする。東浩紀がリバタリアンとしての立場表明を強めた本とも言える。 「ジャスコ化」という言葉は分かり易さがあり、ゼミなんかでもよく使われた。セキュリティ/バリアフリー万歳!の理論に抗うことの難しさがよく分かる本。 計算不可能性を設計する―ITアーキテクトの未来への挑戦 (That’s Japan) 作者: 神成淳司,宮台真司出版社/メーカー: ウェイツ発売日: 2
2007年07月24日02:30 カテゴリ書評/画評/品評Love 書評 - 戦闘美少女の精神分析 文庫化されたので買ってみた。大変な力作。 戦闘美少女の精神分析 斉藤環 しかし、その手法に大変な徒労感を感じる。 本書、「戦闘美少女の精神分析」は、オタク精神医、斉藤環が、サイボーグ009の003から、新世紀エヴァンゲリオンの綾波やアスカに至るまで、日本発のフィクションを席巻している戦闘美少女たちを精神分析したもの。本書は2000年4月に刊行されたので、21世紀の戦闘美少女に対する考察はないが、今読んでも、というより今読んでこそ、「戦闘美少女」という目のつけどころのすごさがわかる一冊。 だからこそ、徒労感も強い。なぜなら、戦闘美少女のことを知りたかったら、戦闘美少女という「将」を正面から射るよりも、その「馬」である彼女たちの「よりしろ」、すなわちオタクたちを射た方が手っ取り早いからだ。そして
2007年06月16日00:30 カテゴリ書評/画評/品評Taxpayer 書評 - とてつもない日本 もしかして、この人普通にすごい? とてつもない日本 麻生太郎 本書「とてつもない日本」は、日本国現外務大臣の麻生太郎が、日本人について書いた本。そして彼は、日本人について書く事が日本について書く事だと本気で信じている。少なくとも私をそう思い込ませることに成功している。 「日本について書くなら日本人について書くのと同義に決まっているじゃないか」と思われるかも知れないが、日本論に限らず各国論に関してこれは必ずしも自明ではない。なぜなら、その国の形を決めているのが、必ずしも国民であるとは限らないからだ。また、国とは国民のみならず地域を指し示す言葉でもある。だから地勢と偉人を書けば、その国のことを書いたという体裁は繕えるのである。 「美しい国へ」が、まさにそういう本であった。 「美しい国へ」がP
春の伊予国漫遊記。松山・今治と愛媛の魅力を満喫してきました。 法事を兼ねて愛媛観光へ 2024年のGWは、毎年恒例の名古屋帰省ではなく自宅でゆっくり過ごしておりました。というのも、4月に法事のため愛媛・松山に親族大集合というイベントがありまして、そちらをGWの旅行代わりにしたという理由です。法事は日曜日の予定ということ…
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