糞便入りの容器とともに登壇して聴衆を驚かせたビル・ゲイツ氏/Bill & Melinda Gates Foundation 北京(CNN) 米マイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツ氏は6日、北京で開催されたトイレに関するイベントに参加した際、人糞(じんぷん)の入った容器を手に登壇して聴衆を驚かせた。 このイベントは、水や下水道を必要としない未来のトイレの商業化に向けた取り組みの一環で、慈善財団のビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団が主催した。 ゲイツ氏はCNNの取材に対し、現在は裕福な国々が、水や排せつ物を取り込んで処理を行う下水システムを保有していると指摘。こうしたやり方は多くの下水管の設置が必要となるなど、非常に高価で、新興の都市や貧しい都市には導入が難しいとの見方を示した。 世界保健機関(WHO)によれば、屋内便所や野外トイレといった基礎的な公衆衛生施設を持たない人の数は依然として約2