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2006年9月21日にオーマイニュースへ投稿した私の記事です。その後オーマイニュースは閉鎖され、記事は読めなくなりました。この記事は、私がジャーナリズムを本格的に学んでみようと思い、後にビデオカメラを持つキッカケともなったもので、よく上映後のトークで話題にもします。トークでこの話を聞いた方々から「記事はどこで読めるの?」というお問い合わせを多くいただきますので、オーマイニュース閉鎖前に保存した記事全文をここに掲載します。(記事中の事実等はすべて執筆時のものです)。 公園のベンチが人を排除する? 不便に進化するホームレス排除の仕掛け 早川 由美子(2006-09-21 08:50) 東京の上野に位置し、1873年に日本で最初の“公園”の1つに指定された「上野恩賜公園」。桜の名所として花見客で賑わうこの公園は、博物館、美術館、図書館、動物園、音楽堂などを併せ持つ、日本でも有数の文化複合地でもあ
他人の不幸は蜜の味、とはよく言うが、この新型コロナウイルスによって仕事、生活、人生、ひいては社会が予想しない方向へ向かおうとしていることを、大歓迎で楽しいとさえ感じる人たちがいる。ライターの森鷹久氏が、なぜ彼らが「喜び」を感じているのか聞いた。 【写真】外出自粛呼びかけチラシ * * * 新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、全国の失業者が8万人を超えたことが厚生労働省の発表で分かった。この数は、今後も増大する可能性が高く、コロナに感染するかもしれないという恐怖以上に、社会に暗い影を落としている。 しかし、日本国中が絶望にある今の状況を「歓迎」するという人々もいる。 「幸せだった人、順風満帆の人生を送ってきた人たちが、コロナで辛い目にあっているという姿を見るのが、正直快感というか。これまで頑張ってきた人達が苦しみ、頑張ってもどうにもならず、頑張ることを辞めた私は、以前と変わらない生活
新型コロナウイルスの感染拡大で生活が苦しくなっている人を支援しようと、東京都内で生活相談の受け付けや食料の提供が行われ、仕事を失った人などが相次いで訪れました。 これは生活困窮者などを支援する5つの団体が合同で、大みそかと元日に続いて、東京 千代田区にある教会で行いました。 会場では手作りの弁当や飲み物など200人分余りが用意され、訪れた人たちが受け取っていました。 また生活相談の受け付けも行われ、仕事を失うなどして生活に困窮している人に、支援団体のメンバーが生活保護の申請などについてアドバイスしていました。 支援団体によりますと、寄せられた相談は3日間で100件近くに上るということで、4日以降、都内の自治体などに生活保護の申請を行うことにしています。 新型コロナウイルスの影響で仕事がほとんどなくなったという60歳の男性は「年末年始は1日1食で生活していました。明日から頑張ろうという気持ち
東京・渋谷区のバス停で女性が頭を殴られて死亡した事件で、逮捕された男が凶器について「近くの石を袋に入れた」と供述していることが分かりました。 警視庁によりますと、吉田和人容疑者(46)は何かが入った袋で大林三佐子さん(64)の頭を殴って死亡させた疑いが持たれていて、これまでに「袋にはペットボトルなどが入っていた」と話していることが分かっています。その後の捜査関係者への取材で、「ペットボトルだけでは軽かったので、近くの石を入れた」と供述していることが分かりました。犯行の際には袋を2つ持っていましたが、逃走する時には1つだったことも防犯カメラの解析で分かり、警視庁は凶器を捨てたとみて調べています。
2020年5月上旬、ネットで突然ブームになったが「連ちゃんパパ」である。 無名のパチンコだった本作は、ほのぼのとした絵柄からは正反対の「クズばかり」の登場人物や、彼らが破滅していく展開が注目されて知名度が急上昇した。作品の評判と、作者・ありま猛さんの突然のブームへの感想は...... 単行本化もされていなかったのに...パチンコ三昧かつ子持ちの男が、パチンコ依存が止まらず、周囲の人間を悲惨な目に巻き込みながら社会を転々とするというのが「連ちゃんパパ」の大まかな筋書きだ。配信サイトの「図書館Z」で全話無料配信されており、アクセスが集中して5月12日には一時図書館Zのサーバーがダウンした。折しも外出自粛要請の中、営業を続けるパチンコ店に対して行政が店名公表に踏み切るなど、パチンコが槍玉に上がっていた時期でもあった。 絵柄とは裏腹の内容に「闇金ウシジマくんがかわいく見える」「読むストロングゼロ」
あめちゃん @amechan_3 子ども食堂やってた友人が止めちゃったみたいで話を聞いたら「片親の子、貧困層、不登校気味の子」など想定していた層は全くと言っていいほど来ず、代わりに塾の前に食事をしてこいと送り込まれる富裕層の子とか意識高い系の口うるさいけど手伝わない母子とかばかりきて嫌になったから、と言ってた。 2020-01-28 20:08:33 あめちゃん @amechan_3 そういう層も包摂してやっていくとか貧困層へのアプローチ方法を考えるとか色々やり方もあるんだろうけど、そもそも個人の善意に頼っていることなんだから、その個人が嫌になったらそれまでだもんねぇ。 2020-01-28 20:10:34
日本人の「助け合い精神」その実際のところ 2011年、東日本大震災が発生した直後、被災地の支援・復興のため、多数のボランティアと多額の寄付金が日本全国から集まった。自然と湧き上がった人々の助け合いの気持ちに、激しく心を揺り動かされた人は決して少なくなかったはずだ。あの時、私たちは「やっぱり日本人には、強い助け合いの精神があるんだ!」と再確認できたような気になっていた。 しかし、それは一時的な熱狂にほだされる中で目にした「錯覚」だったのかもしれない。国際比較の観点から見れば、平時において「日本人に強い助け合いの精神がある」とは言い難い。むしろ現状では、「困っている他者に冷淡な日本人」と言った方がより正確なのかもしれない。 確かに近年の日本では、NPO法人など社会貢献活動を担う組織の数は激増している。企業の社会貢献活動も普通に見られるようになった。ソーシャル・ビジネスなどで活躍する「社会起業家
吠夢の『生ポのポエムさん』を読むならスキマ! | エッセイ,体験,実話,日常,青年漫画 | 大洋図書 | この物語は人生の再起を賭けて自らの体験を原稿用紙に叩きつけた一人の漫画家の魂の記録である。 受給者数213万人(2017年8月厚生労働省発表)の生活保護制度。 通称「生ポ」といわれるこの制度の受給申請から受取りまで、貧困の切実な現場と併せて、受給者自らの視点で描いた生ポドキュメント漫画である。 そこは負のオーラをまとった社会の底辺の吹き溜まりに思えた。 連載雑誌の休刊、リニューアルでリストラ…気がつけば通帳の預金残高は危険信号。 追い討ちをかけたのは糖尿病の悪化による失明危機だった! 絶対絶命の窮地の中、漫画家は最後の手段として生活保護受給申請を決断する。 しかし、意を決して足を運んだ福祉事務所は沈んだ空気に包まれていて…。 本作を描き上げた約1ヵ月後の2018年2月、著者は死去。 晩
界隈が淡々と受け入れていたので回覧されても最初「ふーん」としか思わなかったんですけど、よく考えたらこれってアレですよね。 東京大学 大学総合教育研究センター 特任研究員(特定短時間勤務)募集 https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400117093.pdf 契約期間が今年度いっぱいで、勤務時間が月曜~金曜日のうち 1 日 7 時間 45 分以内・週 3 日・1 週 23 時間 15 分以内であり、かつ、時給が1,410円。 そして、応募資格は以下5項目、すべてを満たす人。 -- 下記の全てに該当する者。 1)博士の学位を有していること、または同程度以上の能力があること 2)インタラクティブ・ティーチングの内容をよく理解し、関連する研究に従事することができること 3)大学教職員の能力開発プログラムの企画・開発・実施・評価経験を有する者 4)チームワークをもってプ
スマートフォンを活用して給料を前払いで受け取れるサービスが広がっています。アルバイトを集めやすくなることが背景ですが、従業員に手数料がかかる場合があるため、金融庁は利用のしかたには注意も必要だとしています。 このうち、都内の飲食店はアルバイトの確保が課題になっていましたが、サービスを導入したところ、求人の際、応募者が増えたということです。 飲食店の運営企業の室井進外食部部長は「アルバイトの従業員が日々働いた成果をすぐお金で得られることが、人材確保につながっている」と話しています。 こうしたサービスは、伊藤忠商事の子会社も来月から本格的に始めるほか、リコーの子会社もすでに参入しています。 一方で、サービスの利用には企業か従業員のどちらかが手数料を支払う必要があり、従業員が数%の手数料を負担する場合もあります。 このため金融庁は、頻繁な利用には注意が必要だとしていて「賃金の先取りで利用者の生活
経団連会長の発言と併せて考えると極めて深刻な日本経済の問題が浮き彫りになります。詳細は以下から。 日立製作所の会長でもある中西宏明経団連会長が「ここ何年か最低賃金を上げ続け、限界だという声もある」との発言を先日BUZZAP!で取り上げたところ、大きな反響がありました。 この発言と併せて考えたい発言を日本商工会議所の三村明夫会頭が行っています。 三村会頭は政府の経済財政諮問会議などで最低賃金を1000円に引き上げる議論が行われている事に対し「重大な影響が中小企業にあると思います。1000円というのは大変大きな金額ですよ。ですらかそれありきで物事が進むことは我々は反対であると」と述べ、今週中にも日商から正式な反対意見を表明することを明らかにしています。 三村会頭は、最低賃金が3年間毎年3%引き上げられていることに触れ、これが中小企業の賃上げ率1.4%を大幅に上回ると指摘。最低賃金が1000円人
「才能ある貧乏」と「無能な金持ち」はどちらが成功する? 浮かび上がった不都合な事実:世界を読み解くニュース・サロン(1/4 ページ) 遺伝子から子供の才能を調査し、育つ家庭の裕福度によって学歴がどう変わるかを明らかにした研究が話題になっている。「才能」と「環境」のどちらが将来を決めるのか。その結果から、現代社会の問題も浮き彫りになった。 最近、米ワシントンポスト紙が全米経済研究所で発表されたある研究を取り上げ、話題になっている。 その研究は、遺伝子的な見地から、裕福な子供と貧しい子供のうち、どちらがどれくらい学業で成功しているのかを調べたものだ。 さらに具体的に言うと、遺伝子的に優れた才能を持つ子供とそうでない子供を調査し、その中で裕福な家庭に育った人と貧しい家庭に育った人とを分類して比べることで、大学を卒業する比率にどれほどの差があるのかを数値で示した。それによって、遺伝子的に見て、どう
このエントリを読んで思い出したこと。 格差は教育費無料でも広がる ぼくは無料塾で講師のようなことをやってきたが、この春、ずっと教えてきた中学生のRくんが志望する学校に合格できた。万歳! Rくんは前のエントリでも書いたけど、「偶数と偶数の和はなぜ偶数か」という説明をぼくがして、なかなか理解してもらえなかったという話に出てくるコである。 偶数と偶数の和は偶数であることの説明 - 紙屋研究所 偶数と偶数の和は偶数である・リベンジ - 紙屋研究所 Rくんのお母さんの話では「その進学しようと思っている学校の入試の過去問をきちんとやっておけばよい」と担任が言っていたとのことだった。3年分の過去問が実際に中学校から手渡されていた。そこでお母さん、本人と話し合って、入試までも残りの時間は過去問をカンペキにできるようになっておこう、ということを目標にしてやることにした。ぼくは「過去問はカンペキに解けるように
若者の街といえば、その代名詞にもなっている渋谷を真っ先に思い浮かべる人も多いだろう。実際、渋谷のセンター街をはじめ109、パルコなどには若者に人気の服や雑貨を取り扱う店が多数ある。それら渋谷の店は、時代の最先端をいくファッションを発信してきた。 そんな渋谷に今、異変が起きている。2020年の東京五輪を目前に控えて、東京のあちこちで都市改造が進められている。それは、渋谷も例外ではない。渋谷駅周辺では急ピッチで都市改造が進む。その都市改造では、若者を前提にしたまちづくりの理念は薄い。 今般、日本は人口減少が顕著になっているが、東京にもその影が忍び寄っている。人口減もさることながら、都市開発事業者は人口構成と世代別の購買力を重視するようになっている。平たくいってしまえば、20代の若者は絶対数が少ない。だから、消費額も少ない。一人あたりの消費額で見ても10~20代は低い。もう、ビジネス対象にならな
共通の友人を介して知り合った人がいて、 話は合うし、一緒にいて楽しいし、このまま付き合うんだな、って空気だった。 何でかは忘れたけどお金の話になって、 突然「(私)ちゃんって年収いくら位なの?」って聞かれた。 ちょっと驚いて「あはは、大した事ないよ」ってごまかしたら 「俺はねぇ、ま、200以上位はあるかな!(ドャァ」と言われた。 (あ、安いな)と思ったけど、(でも楽しいし、オシャレだし、好みのタイプだし別に良いかな)と思い直し 場の雰囲気を壊さない様に明るく話題を変えて、そのままお茶飲みながら楽しくお喋りしてた。 そしたら突然、本当に突然、頭殴られたみたいな衝撃が走った。 私看護師なんだけど、よくネットで「看護師のダメンズ率は異常」みたいな事書かれるじゃん。 いつも「そんなん人それぞれでしょうに」って読み飛ばしてたんだけど、 あ、今私ヤバいかも、と気がついてしまった。 200程度の収入で高
先のことばかり考えてしまう人が多いけれど 「安定した職に就いたほうがいい」「将来を見据えて生きろ」 私たちは、このようなことを言われて育ってきました。 日本人は何十年も先の未来を不安に思い、将来の「安定」がある程度保証されている公務員や大企業などへの就職を選ぶ傾向にあります。 先のことが心配になる気持ちは確かにわからなくもありません。私も安定した職に就こうと考えた時期もありました。 しかし、こうした不安にとらわれるあまり、疲れてしまっている人が多いのもまた事実です。何十年も先を常に見通しながらいつも頭をいっぱいにし、嫌なことも我慢しながら生きていく日々。将来の不安から「食いつなぐ」「安定を失わない」を意識するあまり、嫌なことから逃げられずに過労死する人や精神を病んでしまう人もいます。 一方で考えていただきたいのが、日本では餓死する人はほとんどいないということです。たとえ今なにかが辛くてそこ
ジャーナリストの佐々木俊尚さんとライターの吉川ばんびさんは、ともに貧困家庭に育った。佐々木さんは高校時代に借金の連帯保証人になった親が夜逃げ。吉川さんは兄の家庭内暴力に苦しみ、母親は毎日のように「死にたい、死にたい」と言っている機能不全家庭だったという。 〈「キモくて金のないおっさん」と「見えない弱者」の話をしよう〉より続く ◆◆◆ 佐々木俊尚 僕の場合は大学に行ったあと新聞社に正規雇用で入れたから、それで救われたところはあるかもしれないですね。 吉川ばんび そこのハードルがすごく高く感じる人もいて、負のループに入る人もたくさんいると思うんですけど、そこで「いやいや、貧困は怠慢でしょ? あなたがちゃんと働けば儲かるのに、どうしてやらないの?」って言われるんです。私は実家から逃げて一人暮らしをしていたんですけど、それでも精神は良くならなくて、眠れないし、朝、電車に乗ると吐き気がして、お腹が痛
吉川ばんび 佐々木さんの書かれた「『キモくて金のないおっさん』を救うために、本当の正義の話をしよう」を拝読しました。「弱者として認定してもらえない人たち」の問題は私も記事にしたことがありますが、非常に根深い問題ですよね。 佐々木俊尚 「誰が社会的弱者を選別するか?」というと、メディア側なんですよ。そして選別されたのは「美しくて儚げで、可愛げのある弱者」、例えば身体障害者やLGBTの方がそうですよね。 吉川 マスメディアの力によって世間へ広く認知され、注目されたことで「守らないといけない弱者だ」と大衆に認められた人たちですね。 今までの価値観での「弱者」ではもはや語れない 佐々木 一方で「キモくて金のないおっさん」は、認められなかった弱者の象徴だと思うんです。昔は総中流社会で安定していたから、普通のサラリーマンは、大した取り柄がなくても働いていて、かつて宮台真司さんが「終わりなき日常」と言っ
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