以前から発表されていたものの、やっと最近になって容易に入手できるようになった NXP 社の 8 ピン DIP の Cortex-M0+ マイコン LPC810M021FN8 を手に入れました。 当面の主な用途としては、MIDI 入力のみの「無限音階オルガン」を考えていますが、LPC1114FN28/102 となるべく共通化してプログラムを開発したいと思っています。 実際に触ってみると、当初思っていたより LPC1114 の周辺モジュールと差があるので、LPC1114 用のプログラムの流用が難しいことが分かりました。 そのため、当面は「無限音階オルガン」のカテゴリーに入れずに、LPC8xx のカテゴリーとして独立させることにしました。 LPC8xx には独立した PWM モジュールや、タイマの PWM モードがなく、SCT (State Configurable Timer) を使って PW
* はじまり ChaNさんの、 LPC811(DIP化済み)を食す LPC811でSDプレーヤ(gcc) http://elm-chan.org/junk/32bit/nxpdip.html をコンパイルだけしてみた。 * newlib-nanoでコードサイズを激減させる 使用したgccは、 Launchpadの gcc version 4.8.3 20131129というバージョン。 https://launchpad.net/gcc-arm-embedded これで、コンパイルするとFlashサイズは、 arm-none-eabi-size obj/sd8p_811.elf text data bss dec hex filename 6719 0 1128 7847 1ea7 obj/sd8p_811.elf になった。 で、 mapファイルをざっと見てみると、 標準ライブラリで、大き
ARMマイコン・メーカの一つ、NXP Semiconductorsが小ピンCortex-M0マイコンをDIPパッケージで相次いで発売しています。PIC/AVRに代表される小規模8ビット・マイコンを置き換えようと鳴り物入りで登場したのはいいのですが、期待に反してそのなかなか逝けてる仕様から落胆の声も聞かれるようです。 私もいくつか試食してみたので、そのリポートを載せておきます。これらのリポートは、当初、32ビットへの誘いのオマケとして追加してきたものですが、元の趣旨から外れてきたので独立したページに分離しました。 DIPなARMマイコンLPC1114を食す 8ピンDIPのLPC810を食す LPC811(DIP化済み)を食す LPC810再び FM音源の実験 NXPのSTAPマイコン 去年(4Q/2011)発表されたLPC1114のDIP版が今(3Q/2012)になってなぜか流行っているよう
一つ前の記事では、割込みも何も使わない最もシンプルな方法でGPIOを操作して、LEDをブリンクさせた。これは、単にLPC810へのプログラムの書き込みが出来ることを確認したに過ぎないので、もう少し高度なLEDブリンクを行なって、当面の目標(LPC810で作ってみたい、ある回路)に少しでも近づけたいと思う。 以前紹介したように、LPC810では、PWMの高機能版であるSCT(State Configurable Timer)が面白い。自分としては、是非これを使えるようにしておきたい。 まずは、Red State Machine file genaratorの設定は前と同じにした。ただし、maxcount=6000000とし、0.5秒に一度割り込みが起きる設定にしてある。ます、割り込みでソフト的にGPIOの出力をトグルして、ブリンクすることを試みた(注:正確な周期を生み出すには、5999999
8ピンICで作るシンプルなオーディオ・プレーヤです。8ピンAVRのtinyX5シリーズ(ATtiny25/45/85)は、250kHzの高速PWM出力を2本持っているので、かなり広い帯域のオーディオ信号の出力が可能です。そこで、これとSDメモリ・カード(SDC)を組み合わせてオーディオ・プレーヤを作ってみました。SDCはわずか4本の信号線で制御できるので、8ピン・マイコンでも容易に制御することができるのです。tinyX5はその機能から主にSMPS等への応用を狙って設計されたマイコンのようです。 このプレーヤは配線数が極端に少なく手軽に作れるので、寝る前や起き抜けのちょっとした半田遊びには最適なプロジェクトだと思います。ブレッド・ボードなら10分もあれば実験できるでしょう。 右に製作した基板の写真を示します。記録メディアにはMicroSDを使用するようにしていますが、もちろん標準SDやMin
世間で 110円の ARM が騒がれていた。 この夏に、生まれて初めて、京都寺町のマルツに行って、なんだか変なテンションで 110円の ARM, LPC1114FN28 を買ってしまった。 でかい28ピン・パッケージが、UV-PROMとか 8228(8080用のバスドライバLSI)を思い出して、懐かしい。 安心できるね。(^^) LPC1114FN28 の諸元は、 ● ARM Cortex-M0搭載 低消費・高性能32-bitマイコン ● 50MHz クロックスピード (最大) ● Flash:32KB ● RAM:4KB ● RCオシレータ: 12MHz, 1%精度 ということで、Z80世代からすると、超絶に速い 1chip マイコン。 (PIC32 MIPSコアも楽しいが) 開発環境を全部Linux(IDEは一切無し)にして、 LEDチカチカ, UART が動いた。 ついでに、BASI
マイコンは小さなマイコンだから簡単なアーキテクチャで、大きなマイコンだから高度なアーキテクチャであるということはないようです。コストダウンの観点からそのようになる事はありますが、8ピンのマイコンでも32ビットのアーキテクチャとしてプログラミングを容易にするということが起こり始めました。LPC810は標準のアーキテクチャとしてARMのCortex-M0を採用しています。書き込みも容易で、USBシリアルアダプタとマイコンを接続するだけでFlash Magicによって書き込みが出来ます。 書き込みを容易にするためにマイコンを、ISPモードにすると、シリアルインターフェースにより書き込みが出来るマイコンが増えていますが、そのためライタは非常に簡単なものとなります。LPC810M021FN8は、8ピンのマイコンで、ARMのCortex-M0(32ビット)を採用していますが、書き込みはISPモードに設
LPC11U30/LPC11U20/LPC11U10はARM Cortex-M0搭載 LPC1100にUSBを追加したシンプルな高性能USBマイコン。 USB機能のみを追加したLPC11U1xと、さらにオンチップUSBクラスドライバ MSC/HID/CDC/DFU 及び EEPROMを追加したLPC11U2x/LPC11U3x。 LPC11Uxxに搭載されているUSARTはスマートカードインターフェース(ISO7816-3)に対応、スマートカードリーダにも最適。さらにROM内には割り算ライブラリ(32-bit 符号有/無) があり、 APIをコールするだけです。コードサイズを削減できます。 LPC11U37HにはIOハンドラ(IOH)というCPUへほとんど負荷をかけずに、シリアル・インターフェースやDMAをエミュレートするためのハードウェアエンジンを搭載。このIOハンドラはソフトウェア・ラ
LPC1100はARM Cortex-M0搭載 シンプルな低消費電力、高性能マイコン。 クロックスピードは50MHz。消費電力は LPC1100XL(Gen 3)で 110uA/MHz。 シンプルなペリフェラル構成のマイコンです。 LPC1100XLのFlashは、1セクタ4KB内に消去可能な小さなページ:256バイトを16ページ持っているので、IAP(In-Application Programming: プログラム内で呼び出さるコマンド)で256バイト単位消去可能。 LPC1100Lの消去は、1セクタ4KB単位のみ。 パッケージは、世界最小ARM 2x2mmパッケージ や ピン数の少ない DIP/SO/TSSOPパッケージと幅広いパッケージを用意。 その他 LPC1100に特長を1つ追加した 低電圧1.8V VDD のLPC1100LV、LPC1100にUSBを追加したLPC11U00
NXPは100% ARM 32ビットマイコンにフォーカス。現在Cortex-M0, M0+, M3, M4マイコンファミリを展開中。 LPCマイコンの一つの特長は、異なるARMコア間で「互換:ピン及びペリフェラル互換」製品を展開。例えば、M3 LPC1800とM4 LPC4300はピン及びペリフェラル互換。 LPC1800ではパフォーマンスが足らなくなった場合、同じパッケージ品であればLPC1800をLPC4300に載せ換え可能(M0も使う場合、変更要)。 LPC1800とLPC4300はペリフェラルは互換なので、ペリフェラルのレジスタアドレスも構成も同じ。同じパッケージであればピン配置も同じです。 逆の場合は少し注意が必要。LPC4300にはLPC1800には無いCortex-M0やSGPIOがあります。RAMサイズも小さくなります。またM4には、M3にはない命令がありますので、 M3と
NXPは、100%ARM32ビットマイクロコントローラーに重点を置いています。現在、Cortex-M0、M0 +、M3、M4マイクロコントローラファミリを開発しています。 LPCマイクロコントローラーの機能の1つは、異なるARMコア間での「互換性:ピンおよびペリフェラル互換」製品の開発です。たとえば、M3LPC1800およびM4LPC4300は、ピンおよび周辺機器と互換性があります。 LPC1800のパフォーマンスが不十分な場合、同じパッケージであればLPC1800をLPC4300に置き換えることができます(M0も使用する場合は、変更する必要があります)。 LPC1800とLPC4300のペリフェラルは互換性があるため、ペリフェラルのレジスタアドレスと構成は同じです。同じパッケージの場合、ピン配置は同じです。逆の場合は、少し注意する必要があります。 LPC4300には、LPC1800にはな
8 ビットマイコンとか 32 bit CPU という表現はよく使うが、組み込みの世界にいながら実はその定義をはっきりと説明できない。例えば世界で最初のマイコンと言われている Intel 4004 は 4 ビットマイコンに分類されている。調べると内部データバス幅やレジスタサイズは確かに 4 bit だが、命令長は 8 bit だしメモリアドレスは 12 bit らしい。 Intel 4004 佐野正博「世界最初のマイクロプロセッサ Intel 4004」 懐かしのファミコンの CPU は 8 bit で、NINTENDO64 になるとその名の通り 64 bit CPU だが、NINTENDO64 の外部データバス幅は 32bit らしいし、他にも例えばルネサスの H8 マイコン(例えば H8/3048)は 16 ビットマイコンだがレジスタのデータ幅は 32 bit らしい。 調べていくと N
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