[写真]フランス紙襲撃テロ事件を受け、1月11日にパリで行われた大規模追悼デモ。「私たちはシャルリ」と書かれた横断幕を掲げている(ロイター/アフロ) 1月7日、フランスの週間紙シャルリ・エブドが襲撃されました。この事件をきっかけに、ヨーロッパ各国ではイスラム過激派の摘発が相次ぎ、緊張が高まっています。 【図表】激動の中東情勢 複雑に絡み合う対立の構図を整理する その一方で、この事件は「表現の自由」と宗教の尊厳をめぐる議論を呼びました。これまでにも、欧米諸国での風刺画、映画、小説がイスラムとの摩擦を生むことがありましたが、シャルリ・エブドもフランス政府や外国政府だけでなく、キリスト教、ユダヤ教、イスラムなどを揶揄する風刺画を掲載してきました。今回の事件は、同紙が(ムスリムの間で描写を禁じられている)イスラムの預言者ムハンマドの風刺画を再三掲載したことが、引き金になったとみられています。 今回