列車に乗っていて、「ガタンゴトン」という音を聞く機会が減りました。音と振動を減らすため、レールに「ロング」と「斜め」の改良が加えられたためです。 レールの長さは25mが基本 列車に乗っていると、ときおり「ガタンゴトン」「ダダンダダン」といった音が聞こえ、列車が上下に揺れます。レールとレールが接続する部分(継ぎ目)の隙間に、車輪が当たるためです。 レールとレールの継ぎ目。わずかに隙間がある(2018年2月10日、草町義和撮影)。 工場で製造されるレールの長さはさまざまですが、現在は25mの長さで出荷されることが多く、業界では25mのレールを「定尺(ていしゃく)レール」と呼んでいます。 この定尺レールを金具で接続したとき、継ぎ目で発生する「ガタンゴトン」の音が聞こえる間隔で列車の速度を推測することができました。1秒ごとに「ガタンゴトン」が聞こえれば、レールの長さは25mですから速度は25m/s