何も知らなかったんだな、と今さらながら実感する。 1月22日金曜日に亡くなられた、ハンク・アーロン氏のことである。 その名をしっかりと認識できたのは1977年、王貞治氏(当時巨人。現ソフトバンク球団取締役会長)が、アーロン氏の通算755本塁打の記録を抜いた時のことだ。 実はそれより3年前の1974年、ベーブ・ルースの旧記録(=通算714本塁打)を破ったばかりのアーロン氏が同年秋の日米野球の際に来日し、王氏と本塁打競争(アーロン氏が10対9で勝った)を行っているのだが、当時はMLBにもメジャーリーガーにもあまり興味がなかったので記憶が薄い。 その後もアーロン氏と王氏の親交は続き、お互いに少年野球の世界的な普及活動を行っているニュースや、2人が共演した缶コーヒーのCMが流れた(1990年?)お陰で、日本国内のアーロン氏への認識はさらに高まった。 2006年のワールド・ベースボール・クラシック(